今回は、浜学園の「過去問への取り組み方」を私の家での例も含めて解説したいと思います。
ぱぱりん長男が通っている浜学園が指南する「過去問への取り組み方」を中心にお話しします。
これを書いている時点で、もう1月14日(関西統一試験日)まで50日を切りました。
どんな塾でもカリキュラムが終了し、レギュラーの授業で復習がメインになっています。
どのご家庭も、徐々に志望校の過去問を進めているころだと思います。
では、どのように過去問を進めていけばよいのか説明いたします。
この記事は、長男(2023年組)の受験期に浜学園の指南を受けながら書いたものです。
その後、次男(2026年組)の受験も終わり、うちには3兄弟分の経験が加わりました。
当時の記述はそのまま残し、今の視点での補足を【追記】として本文に足しています。
開始時期や年数の記載は「当時のうちの実例」としてお読みください。
過去問の開始時期について
過去問をやり始める時期は、科目や志望校によって多少違いがあります。
学校主催のプレテストがあるかどうかで変わってきます。
✅プレテスト開催一か月前から過去問を始めましょう
?プレテストで点数が取れないと非常に悲観的になるから
✅11月くらいに塾での授業が復習に切り替わったタイミングで過去問を始めましょう。
?ただし、国語と理科はすこし早めに開始してもよいです
1週間に1年分ずつやっていくのが理想的です。
ただ、塾の授業も疎かにできないため、毎年冬休みまで過去問をするのがずれ込んでしまうお子さんもおられるようです。



周囲が過去問を進めているのに自分はやっていないと焦るので、時間を作って親御さんがスケジュールしていくのが良いでしょう。
【追記・2026年7月】開始時期は「全員同じ」ではなく判断材料で
3人分の経験を経て、開始時期に全員共通の正解はないと感じています。
うちが使った判断材料を表にまとめておきます。
| 判断材料 | 早めに始める方向 | 後ろにずらす方向 |
|---|---|---|
| 塾の指示 | 塾が開始時期を指定している | カリキュラム完了後を推奨されている |
| 志望校のプレテスト | 学校主催のプレテストがある(その前に数年分) | プレテストがない |
| 基礎の完成度 | 全範囲の学習が一巡している | 未習単元が残っている |
| 利用できる年度数 | 年度数が多く時間がかかる | 年度数が少ない |
| 復習時間 | 週に直しの時間を確保できる | 解くだけで直せない状態 |
早く始めれば有利、遅ければ手遅れ、という話ではありません。
解きっぱなしになるくらいなら、直せるペースまで開始を遅らせる方が意味があります。
過去問の実施方針
必ず試験時間と同じ時間を計って実施してください。



これは非常に重要です。
どうしても、もうちょっと時間が欲しいとか、あとちょっとだから時間を延ばしてほしいと言いたくなるのはわかるのですが、そこはビシッと終わりにして採点をするのが良いでしょう。
逆に時間が余っても終わりにせず、時間いっぱいまで見直しするようにしてください。



1回目で合格点を取れなくても深刻に悩む必要はありません。
ただ、
✅どこで点を落としたのか?
✅どこで時間がかかったのか?
をよく考えて、
「これから何を勉強したらいいのか」
に関して計画を立てたり、各教科の講師の先生に相談するようにしましょう。
採点したら合格最低点と見比べると思いますが、注意が3つあります。
第一に、最低点は学校が公表している場合だけ使えます。公表されていない学校・年度は「確認できない」として、科目別の出来で見ます。
第二に、最低点は年度で動きます。1年分の差だけで判断せず、複数年で見ます。
第三に、記述の自己採点は正確にできません。模範解答と塾の採点目安を基準に幅を持たせて採点し、迷う答案は塾へ確認するのが確実です。
そして、最低点を一度超えたから安心、下回ったから不合格確定、とはどちらも言えません。
過去問は占いではなく、次の一週間で何をやるかを決める材料です。
私の家では、毎週土曜日は塾がないので、
「過去問の日」
として、必ず「算数・国語・理科」の三教科の過去問をするようにしています。
1年分を1日じっくり取り組む日があれば理想ですが、11月以降なかなか集中した時間がとりにくいと思われます。
その場合は、
「いつの時期までに何年分する」
という目標はたてておいてください。
✅第一志望→最優先。最低でも5年分。できれば8年分。
✅併願校→優先順位の高い学校から1~3年分。



私の家では、第一志望は8年分を考えています。時間に余裕が出れば、もうちょっと進めたいと思います。
併願校は冬休みに1~3年できればいいかなと思っています。
過去問は全く同じものはでませんが、形式、問題数、時間などは変わらないので、慣れる意味でも上記を目標に進めていきたいですね。
「最低でも5年分。できれば8年分」は執筆当時、長男のときにうちが立てた目標です。
結局、固定の年数より「直しと再演習が回る範囲」が上限だと分かりました。
「何年分やったか」より「1年分から何を直したか」を数える方が、残り時間の使い方としては正解に近いと思います。
前受け校について、長男の実例です。
北嶺も愛光も、過去問は1年分だけやって臨みました。
それでも本番では、理科の問題用紙を自分でバラバラにしてしまい、大問を探して2分ロスする、という想定外が起きました(笑)
形式に一度でも触れておく価値と、それでも本番では何かが起きるという両方を学んだ経験です。
進学可能性が高い併願校は厚めに、純粋な練習の前受け校は形式確認の1年分でも機能する、というのがうちの整理です。
算数の過去問の取り組み方
大まかには以下のように取り組みましょう。
解く順番を考える
制限時間の中でいきなり解き始めるのではなく、最初に全体を見てどの分野からの出題かを確認しましょう。
そのあとに、大問ごとのかかる時間を「〇分くらい」と「難易度」を考え、どの順番で解いていくのかを考えましょう。



ただ、目測を誤るということはよくあることなので、解けなくて行き詰まらないように切り替える訓練も必要です。
解けると思って最初に解き始めても解けなかった場合に、焦りに繋がります。
そこで落ち着いて次の問題に移れるのかが、限られた時間の中で非常に大切になってきます。
なるべく過去問を多く解いて、そのような場合でも落ち着ける訓練をしておきましょう。
優先順位を流れの中で決めていく



問題を解きながら、やや時間を使っても確実に正答まで持っていくか、途中で他の問題に移るか判断することを練習していく必要があります。
解いている問題を確実に合わせるか?
あるいは、
時間がかかっているので他の問題を先に解くか?
は、条件整理や解き方の流れを掴めているかどうかで決めていきましょう。



限られた時間のなかで、この判断は非常に重要になってきます。
特に解き始める一問目は、なるべく正答まで持っていけるものを選ばないといけません。
すぐにやり直しをする
終了後すぐに採点しましょう。
そして、自分がテスト中に行った難易度の判断とのずれをチェックします。



あ〜これだったらもうちょっとやったら解けた!という問題や、これは捨て問で間違いなかったなどの判断がよかったかどうか確認すべきです。
また、間違えたところは原因を考え、必ずやり直しをノートなどに記入しておきます。



いつでも見直せるようにしておくことが大事です。
私の家では、下の写真のようにルーズリーフに貼って間違い直しできるようにしてます。


あいまいなまま放っておかない
あいまいなことを溜め込んでおかないことも重要です。
解説を見る
あるいは
質問する
などして、自信を持って答えを出せるようにしておきましょう。
浜学園の過去問難易度表
浜学園では、過去問の難易度をクラス分けした表を配ってくれます。





絶対解いておきたい問題など4段階で分けてくれています。
「✖️=得意な人向け=解かなくてもいい問題」は復習もせずに放置でいいとおもいます。
【追記・2026年7月】記録表|これだけ残せば足りる
うちの反省も込めて、記録はこの形に集約するのをお勧めします。
| 学校 | 年度 | 科目 | 得点 | 合格最低点 | 時間(余り/不足) | 空欄数 | 失点分類 | 直す問題 | 再確認日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (例)第一志望 | 20XX | 算数 | — | 公表値/確認できない | — | — | 計算/条件読み違い/時間切れ 等 | 大問◯-◯ | ◯月◯日 |
合格最低点が公表されていない場合は「確認できない」と書いて空欄にしないこと。
失点分類は「計算ミス・知識抜け・読み違い・時間切れ・手つかず」程度の粗さで十分です。
この表が埋まっていれば、面談でも塾への相談でもそのまま使えます。
直しは全問やるものではありません。残り時間は増えないからです。
正答できるはずだった問題、頻出単元、繰り返し間違えている基礎を優先し、残り期間で再現が難しい難問は後回しで構いません。
同じ年度をもう一度解くときは、答えが合っているかではなく、解法を自力で再現できたか、時間配分が改善したかを見てください。
まとめ
過去問の取り組み方を「総括」および「算数」を中心に解説しました。
次回は、国語と理科について解説します。



のこり50日を切っていよいよラストスパートですね。一緒に頑張っていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
「過去問への取り組み方:国語編」についてはこちらをどうぞ


「過去問への取り組み方:理科編」はこちらです。
役立ち記事の紹介
最後に、お役立ち記事をご紹介します。
思うように点数が伸びずイライラすることもあると思います。
その時は、この記事を読んでみてください。イライラを抑える術を精神科医の立場から説明しています。


また、子供が気持ち的に参ってしまわないか注意は必要です。
精神的なサポートについては、過去記事を参照してください。精神科医としてアドバイスさせていただいております。


受験だけでなく、いろんなところで役立つ内容だと思います。
【追記・2026年7月】3兄弟の過去問|同じ家でも進め方は違った
長男(2023年組・公文未経験)。初回の過去問は合格点に届きませんでしたが、答案を見ると、算数の取るべき問題の取りこぼしと国語の記述が失点源だと分かりました。
土曜を「過去問の日」に固定し、間違い直しをルーズリーフに集約し、日を置いて再確認する。前受けの北嶺・愛光は過去問1年分で形式だけ確認して受験しました。
振り返ると、点数そのものより「失点の内訳が見えたこと」が過去問の一番の収穫でした。
次男(2026年組・公文経験)。次男は、できなかった問題をコピーしてノートに貼り、「できなかった問題集」を作る方式でした。長男とはノートの作り方から違います。
冠模試の判定と本番の結果は別だった、というのが次男の受験でうちが得た事実です。過去問の個別の点数や年度別の詳細は、ここには書きません。
三男(2028年組・公文経験・現在小5)。過去問はまだ始める段階ではないので、正直、まだ書けることはありません。
3人に共通するのは一つだけです。過去問を「受かる・落ちるの占い」ではなく、「次の一週間で何をやるかを決める材料」として使うことです。
【追記】よくある質問(過去問編)
Q. 過去問はいつから始めますか?
一律の正解はありません。塾の指示、プレテストの有無、基礎の完成度、年度数、直しの時間で決めます。うちは秋以降+プレテスト校は約1か月前からでした。
Q. 第一志望は何年分ですか?
固定年数はありません。うちの長男は8年分を目標にしましたが、直しが回る範囲が上限です。冊数より「1年分から何を直したか」です。
Q. 併願校や前受け校は何年分ですか?
進学可能性と形式の違いで決めます。うちは前受けは1年分だけ、進学可能性のある併願は厚めが目安でした。
Q. 初回は時間を測りますか?
測ります。本番と同じ時間・条件が原則です。時間短縮などの負荷訓練は慣れてからです。
Q. 合格最低点を超えれば安心ですか?
いいえ。最低点は年度で動き、1回の結果では判断できません。複数年と科目別の中身で見ます。
Q. 全問を直しますか?
直しません。正答できたはずの問題・頻出単元・基礎の繰り返しミスを優先し、再現困難な難問は後回しにします。
Q. 過去問の点数が低いと志望校を変えますか?
1回の点数では変えません。失点理由と残り期間で伸ばせるかを見てから、塾と相談して判断します。
Q. 親はどこまで管理しますか?
環境・時間・記録・塾相談までです。教える部分は塾と解説に任せる方が、うちは結局うまく回りました。
小6後半の全体スケジュールの中で過去問をどこに置くかは、時期別の記事に分けています。
本番前から合格発表までに親がやること|受験直前から発表当日まで
前受け校を受ける目的と、北嶺・愛光の実際の受験の様子はこちらに詳しく書いています。













コメント