【小6後半】浜学園でやること|入試直前期の過ごし方

2026年9月全面改訂

目次

はじめに

小6の夏期講習が終わってから、年末の入試直前特訓に入るまで。この記事はその4か月の話です。

この時期は、子どものやることが増えるだけではありません。親が決めなければいけないことが一気に増えます。どの宿題を切るか。受験校をいつ決めるか。過去問が届かないとき、志望校を下げるのか粘るのか。

長男(2023年組・難関校を受験)と次男(2026年組・最難関に挑戦)の小6後半をもとに、レベル別に書きます。三男(2028年組)はまだ小5なので、この記事には出てきません。

自分の子に近いところから読んでください。

小6前半までの話はこちらです。

小6前半と何が変わるか

一言でいうと、塾のない日がなくなります。

次男の場合、小6の8月以降は、マスターの授業が週3日、最高レベル特訓の算数と理科で1日、第1・第3日曜が日曜志望校別特訓、第2日曜が公開学力テスト、第4日曜が合否判定学力テスト。ここに9月から週1回の過去問の講座が加わって、週6になりました。長男のときも火曜以外の週6日が塾でした。

帰ってくるのは21時半ごろです。そこから勉強はほどほどにして、23時までには寝かせていました。朝勉は諦めて、学校ギリギリまで寝ていた時期もあります。

睡眠は第一優先です。勉強の途中でもやめさせました。眠いまま受けた模試でいい点は取れませんし、眠い子に親が何か言うと、だいたい喧嘩になります。

学校は、ときどきは休ませてもいいと思います。月1回程度までは許されると、個人的には思っています。そうでないと週7日ずっと塾ということもあるので、倒れてしまいます。

9月から年末までの流れ

  • 9月:過去問の講座が始まり、宿題が回らなくなる。日曜志望校別特訓は応用の期(9・10月期)に入る。受験校を絞り始める
  • 10月:過去問が本格化する。各校の入試日程と出願方法を、学校のホームページで親が自分の目で確認する
  • 11月:前受け校の出願が始まる(次男のときは11月下旬に北嶺と海陽が始まっていました)。日曜志望校別特訓は「受験校の傾向と対策」の期(11・12月期)に入る
  • 11〜12月:受験校を最終決定する。12月にマスターと最高レベル特訓が終わり、冬期講習の期間から入試直前特訓が始まる
  • 年末から先:別の記事に分けています

願書の期日は塾任せにしないでください。間違えても、どれだけお願いしても受け付けてはもらえません。出願そのものはWebで10分ほど、受験料はだいたい2万円です。

宿題が回らなくなったら、何から切るか

小6の秋に、全部の宿題を同じ濃さでやるのは無理です。塾の先生自身が「すべての宿題をこなすのは非常に大変」と言っていました。

うちでやったことは2つです。

1つ目。担当の先生に「志望校を考えると、最低限どの宿題をやるべきですか」と聞く。長男のときは教科ごとに聞きました。

2つ目。切るものは親が決める。子どもは純粋なので「やらない=さぼる」と感じて罪悪感を持ちます。放っておくと、得意な分野ばかりやって苦手を後回しにもします。得意な分野は力が落ちない程度にさらっと、苦手な分野は重点的に。これは親が選んであげた方がいいです。

優先順位の軸ははっきりしています。志望校別の特訓が一番上です。長男の本番を経験して、終盤は「志望校別の問題>>>一般の問題」だと実感しました。

切る候補はレベルで変わります。ボリュームゾーンなら、志望校を超える難易度の問題(マスターのC問題など)。難関・最難関なら逆に簡単な問題ですが、どれが「簡単だから切っていい問題」なのかの判断は難しいので、やはり先生に聞くのが一番です。次男は週6になった9月、「あえて切るなら算数マスターのB問題」というところまで追い込まれました。

ボリュームゾーン(偏差値50前後)

志望校は、ギリギリまで諦めなくていい

秋に志望校へ届いていなくても、ボリュームゾーンはギリギリまで粘っていいと思います。下げることは簡単だからです。

偏差値50付近の学校は、いわゆる典型問題が多いです。志望校に特化した勉強をしていても、ランクを下げたときに、それまで学習したことがそのまま使えます。難関校や最難関校は、1ランク下げてもまだ難しい学校なので、下げるなら下げた先の対策が要ります。そこが違います。

正直なところ、小6になってからA判定かB判定が一度も出ていないと、難しいとは思います。それでも粘っていいと思うのは、諦めたらさらに成績が下がる可能性があるからです。

ただし前提があります。安全校を1〜2校、必ず確保しておくこと。受験校のパターンの準備も怠らないこと。粘るのは、それをやった上での話です。

過去問が大きく届かないとき

時期で考えます。

9月に届かない。これはよくあることで、諦めるには早いです。

12月になっても大きく届かない。これは再考すべき時期です。

ボリュームゾーンの過去問は、小6の後半から始めれば十分です。前半にやっても解けずに落ち込むだけです。

抑えの学校は必ず受ける

抑えの学校は必ず受けた方が良いです。1校も受かったことがない、というのは、その後の人生に影を落としかねません。五分五分の学校ばかり並べると、ずっと極度の緊張が続いて力も出しにくくなります。

基準はここまでです。では日曜の特訓は今から受けるのか、公開学力テストは最後まで受けるのか、受験校のパターンは具体的にどう組むのか。続きは記事の後半に書きます。

難関(偏差値55〜60)

長男がこの層でした。

夏以降、順位は横ばいになる

長男は夏休み以降、公開学力テストの順位がほとんど動かなくなりました。

横ばいは、劣っているという意味ではありません。周りも猛勉強しているからです。その中で少しでも順位を上げられたなら、それはすごく頑張っているということです。

ただし、横ばいのままでは合格に届かない、という場合は話が違います。何が足りないのか。なぜ得点できないのか。どこで失点しているのか。ここを冷静に分析して、得点に結びつける戦略が要ります。

見るのは公開より志望校別の模試

この時期に大事なのは、毎月の公開学力テストより志望校別の模試です。形式がまったく違い、志望校別の方が本番を正確に映します。長男は国語が苦手でしたが、志望校別の模試は選択肢が少なく記述が中心だったので、公開より安定しました。

記述が多い学校を受けるのに、選択肢の問題ばかりやっても効果は弱いです。その学校に合った勉強をしてください。うちは夏に受験校を決めて、国語を記述中心に切り替えました。

最高レベル特訓のやめ時

灘なら12月まで頑張るしかありません。灘以外の難関なら最後まで続ける必要はなく、やめ時は塾が教えてくれます。長男は11月まででした。算数が難しくない難関校なら、早々に撤退してマスターと志望校別特訓に専念してもいいと思います。

基準はここまでです。長男の志望校別模試が5回でどう動いたか、最レをやめて空いた時間に何をしたか、そして「多分受かるだろう」と思って迎えた本番の1日目に何が起きたか。続きは記事の後半に書きます。

最難関(偏差値60以上)

次男がこの層でした。

親が管理することはほとんどない

このレベルの子は自然とやります。次男の勉強法に親が口を出す場面は、小6の後半にはほぼありませんでした。難しすぎてコメントできない、というのも理由の一つです。

親の仕事は、体調の管理、点数が悪いときの分析と励まし、スケジュールの管理、弁当です。声をかけるのは「23時までに寝なさい」と、「テストの復習はやった?」の2つくらいでした。模試のWeb解説には期限がありますし、冠模試の復習を放っておくと同じ問題が永遠に解けません。

何を切ったか

次男が最終的に離脱したのは、国語の最高レベル特訓(Web)だけです。それ以外はすべてやり切りました。

算数のマスターはB問題とC問題を全部で1〜2時間。比重は最高レベル特訓と日曜志望校別特訓に置いていました。国語と理科は後半に自習用のプリントが配られて、消化不良気味でした。

過去問は塾の指示に従った

当初は赤本20年分をできる限りやるつもりでした。9月に塾から過去問の進め方について指示があり、計画を変えて、塾の言う年数だけをやることにしました。

塾のやり方に文句は言いません。多くの子がそのやり方で合格しているのですから、合わないなら「子が順応していないだけ」と考えて、順応する方法を探します。親が自分でコーディネートして失敗したら、子に恨まれるかもしれません。

公開の国語は割り切る

次男の公開学力テストは、最後まで国語次第でした。公開の国語は選択式で運の要素が大きいので、割り切って冠模試で勝負する、と決めました。

基準はここまでです。その過去問が10月になっても合格最低点ギリギリで、得点源だった理科まで崩れたとき、塾に何を聞いて何と返ってきたか。冠模試がすべてA判定だった次男の「A判定の中の位置」はどこだったか。続きは記事の後半に書きます。

ここから先に書いていること

  • ボリュームゾーン:日曜志望校別特訓は今から受けるか/公開学力テストと合否判定は最後まで受けるか/秋から伸びる子は何が違うか/受験校のパターンの組み方/志望校を下げる話を誰が切り出すか
  • 難関:長男の順位と志望校別模試5回の動き/最レをやめた後の時間の使い方/過去問8年分の回し方と先生の添削/「このままでは受からないよ」と言った場面/本番1日目に起きたこと
  • 最難関:過去問の年数と塾の指示/合格最低点ギリギリが続いた2か月/灘強化本部に聞いた4つのことと返事/公開と冠模試の推移、A判定の中の位置/併願の洛南で使える「専願切り替え」/声かけで実際に言ったこと、言わなかったこと

成績帯が近い兄弟の記録から読むのが近道です。ボリュームゾーンの方は三男の記録、難関の方は長男の記録、最難関の方は次男の記録。月ごとの偏差値とクラスの上下を、成績記録の部屋に載せています。

🧵 テストの速報や、記事にする前の日々のあれこれは、Threadsで先に書いています。

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この記事を書いた人

⭐︎中規模病院で勤務医をしています。
⭐︎子供は男の子が3人いて、遊び、ふざけ、いたずらでカオスな毎日を送っています。
⭐︎子どもの中学受験を通じて、子育てや受験に関しての情報発信を行なっています。
⭐︎好きな教科:算数、理科、数学、物理、化学とゴリゴリな理系マッチョです。

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