【小4】浜学園に入って最初の1年でやること|公開学力テストに振り回されないために

2026年9月改訂

「クラスが上がると、宿題が難しくなるし量も増えるから嫌や」

小4の長男の言葉です。クラスが上がって喜ぶかと思ったら、これでした。

教育ママ

上のクラスに行きたくないなんて、そんな子いるの?

ぱぱりん

いました、うちに。小4の長男はSクラスで、のんびりしていました。

浜学園に入ると、いきなり世界が変わります。復習テスト、公開学力テスト、クラス替え、宿題、最高レベル特訓算数、100傑、偏差値。

子どもは案外ケロッとしているのに、親だけが公開学力テストの成績表を見て白目になっている。中学受験あるあるだと思います。

親はすぐ極端に考えます。ちょっと悪いと「もう無理かも」。ちょっと良いと「最難関いけるかも」。

でも、小4は成績で何かを決める年ではありません。一週間の回し方を作る一年です。

野球で言えば、いきなりホームランを狙う前に、まずバットをちゃんと持つ時期です。バットの持ち方もわからないのに、ホームランは打てません。たまに、持ち方がわからないのに天性の才能でホームランを打つ子もいます。でも、我が家も含めて普通の子は、素振りからの猛特訓が必要です。

入塾前の準備については、こちらにまとめています。

目次

3兄弟の小4|同じ塾でも全員違った

長男|Sクラスでのんびり

長男は公文に通わず、小2から浜学園でした。小4はSクラス。冒頭のとおり、上のクラスに行きたがらない子でした。

家では無理に詰めず、塾のリズムを崩さないことだけを優先しました。

その長男も、小6で難関校に届いています。低学年から中学年の成績と、小6の成績は、そのまま一致しないと実感した最初の例です。

次男|Sクラスで入塾、波が大きかった

次男は5歳から公文、新小4で入塾し、Sクラスからのスタートでした。

小4の公開学力テストは、3000人弱のうち900〜1000位くらいまで沈む月もあれば、100番台に乗ってVクラスに上がった月もありました。小4で100傑に入ったのは1回だけです。小5になって、150〜200位くらいに安定していきました。

次男は小4から、テストの解答を問題用紙に全部書き写して帰り、家で自己採点していました。すぐに答え合わせと直しができるので、これは大きかったです。長男は一切やっていませんでした。

三男|Hクラスから、ノートを写すだけの1年

三男は5歳から公文、小3の冬期講習から合流して、新小4はHクラスからでした。少年野球と両立しています。

小4のときは、本人いわく「授業はノートを写しているだけ」。授業を理解できていなかったので、宿題の最後にある難問には手をつけていませんでした。

小5になって授業が分かるようになり、宿題も最後までやれるようになりました。

ぱぱりん

同じ家、同じ塾、同じ宿題で、これだけ違いました。兄のやり方をなぞらせても、うまくいきません。

一週間の回し方

最初の数か月は、浜学園のリズムに慣れるのが一番です。まず一週間の流れを固定します。

  • 授業の日:授業を受けて、帰ったら休む。親が見るのは、疲れすぎていないか
  • 翌日から:授業で扱った問題から宿題に手をつける。間違えた問題の直しは、新しい難問より先
  • 復習テストの前:前回間違えた問題をもう一度。同じミスを消すのが目的
  • 公開学力テストの後:当日は自己採点で直し、3日後に成績詳細が出たらもう一度(後の章で書きます)

小4は、まだ一人では回せません。親の関わりは必要です。ただ、親が全問を教えようとすると、親の方が先に燃え尽きます。親がやるのは、回る仕組みを整えることです。

宿題は、減らす子もいれば増やす子もいる

長男と次男は、授業でほぼ吸収して帰ってきました。マスターの宿題に引っかかることはほとんどなく、全問やっていました。

三男は違いました。授業が分かっていないのに全問やらせようとすると崩れるので、次の4つだけを確実にする方針にしました。

  1. 授業で扱った問題の復習
  2. 正答率が高い、落とせない問題
  3. 計算・漢字など毎日の基礎
  4. 間違えた問題の直し

宿題の最後の難問と、追加の教材は後回しです。親がそばについて、詰まったところは解説を一緒に読みました。野球もあるので、時間の確保がそもそも大変でした。

逆もあります。力に対して宿題が少ないと感じるなら、増やしていいです。HクラスやSクラスの宿題はB問題までですが、C問題をできるところまでやってみる。Vクラスで浜学園の宿題だけでは余裕があるなら、「中学への算数」などの市販教材をやってみる。

減らすのも増やすのも、基準は子どもの今の力です。クラスの宿題の量ではありません。

宿題が回らないときは、原因を見ます。始めるまでが長いのか、1問にかける時間が長すぎるのか、分からない問題で解説を写すだけになっていないか。原因によって、やることが変わります。

復習テスト|点数より、同じミスを繰り返していないか

復習テストは、授業の内容がどれだけ身についたかの確認です。授業を聞いて、宿題をして、直しをすれば、比較的点数につながります。

見るのは点数だけではありません。同じミスを繰り返していないか、単元の理解が抜けていないか、時間内に解き切れているか。

毎回全問を完璧に直そうとすると、家庭が疲れます。正答率が高いはずの問題と、同じ単元で繰り返しているミスから直せば十分です。

ついでに言うと、この「毎授業ごとに復習テスト」という仕組みは、私立の中高一貫校に行っても続きます。先生にもよりますが、数学などは授業のたびに小テストや復習テストがあります。小4でやっているのは、中学に入ってからすんなり溶け込むための練習でもあります。

公開学力テスト|当日と、3日後にやること

公開学力テストは、塾生が毎月1回受ける実力テストです。範囲が広く、時間が短く、初めて見る問題が出ます。クラス替えの大事な資料にもなります。

小4の公開学力テストは、問題が小6ほど難しくないぶん、1問のミスで順位が大きく動きます。

当日:解答を問題用紙に書いて帰らせ、自己採点で「解けたはずの問題」から直します。長い説教はしません。

3日後:成績詳細が出て、問題ごとの正答率が分かります。正答率は当日には出ません。ここで、正答率が高いのに落とした問題を最優先で直します。そのうえで、次の1か月の課題を1〜2個に絞ります。

課題が5個も6個もあると、子どもは何も覚えていません。1〜2個なら、翌月に「先月のあれ、できたね」と確認できます。小4では、この小さな確認の積み重ねが一番効きます。

見すぎない方がよいものもあります。1回の総合偏差値、1回の順位、100傑に入ったかどうか、そして兄弟との比較です。一喜一憂の材料にはなりますが、次の勉強にはつながりません。

教育ママ

そうは言っても、偏差値は見ちゃうわよ。

ぱぱりん

見ます。私も見ます。見たうえで、次に何を直すかを決めます。

算数の得点の取り方は、こちらに詳しく書いています。

クラス替え|クラスは子どもの価値ではない

浜学園のクラスは、上からV・S・Hが基本です(教室の規模によってさらに分かれることもあります)。うちの経験では、公開学力テストと復習テストの成績をもとにクラスが決まっていました。基準の詳細は教室や年度で違うので、教室に確認してください。

クラスが上がれば、宿題の量も難しさも上がります。冒頭の長男が嫌がった理由がこれです。

上がった・下がったで終わらせず、どの科目で動いたのか、時間配分なのか、宿題の消化なのか、特定の単元なのかに分けて見ます。そうすれば、クラスの上下は次に何をするかの材料になります。

次男はSクラスで入って、Vクラスに上がった月もあれば、1000位近くまで沈んだ月もありました。小4のクラスと順位は、そのくらい動きます。

最レ算数と灘中合格特訓

最高レベル特訓算数は、受講資格が必要な講座です。開講は小4〜小6で、資格は公開学力テストの成績で判定され、学年の途中にも見直しがあります。基準は年度で変わるので、公式の最新情報を確認してください。

うちの考えは、資格が取れたら受けた方がいい、です。公開学力テストに有利になることと、難関・最難関を目指すなら遅かれ早かれ必要になることが理由です。偏差値50前後の学校が志望なら、必須ではありません。

小4は、次男も三男もWebで受講しました。通学は小5からです。小4のうちはWebで十分だと思っています。

ただ、受ければ自動的に伸びるわけではありません。授業を受け、宿題をし、直しまでやって初めて意味があります。マスターの宿題が回っていない、睡眠が削れている、という状態なら、最レを切る前に削るものがあります。市販の追加教材と、宿題の難問です。三男の小4はそうやって回しました。

もう一つ、灘中合格特訓という講座があります。小2から開講されていて、浜学園のHPにも載っています。灘を目指すなら、小5からは参加したい講座です。小4のうちは、まず最レ算数を回すことです。

親が勝手に盛り上がって、子どもより先に灘の校門前まで走っていかないことも大事です。子どもはまだ家で宿題をしています。

市販の教材は増やさない

小4は、塾の宿題と直しが中心です。市販の教材を足すのは、宿題の章で書いた「力に対して宿題が少ない」子だけです。そのうえで、うちで使ってよかったものを挙げます。

中学への算数・プラスワン問題集

算数が得意な子、最難関を目指す子で、余力があれば候補になります。推理・推論・条件整理の問題に触れられるのが良いところです。浜学園の公開学力テストでは、普段の授業であまり扱わない推理・推論の問題が出ることがあります。

サバイバルシリーズ・図鑑MOVE

理科への興味づけに良いです。受験のために読ませるより、子どもが面白がって読むことが大事です。

クロスセクションキューブ

立体図形が苦手な子には、実物を使うのもありだと思います。頭の中だけで立体を回すのが苦手な子はいます。

国語と理科

国語|後回しにしない

算数が好きな子ほど、国語を後回しにします。うちもそうでした。

「筆者の気持ち?」

「いや、筆者に聞いてください」

となります。

でも国語は、算数の問題文を読む力、理科の条件を整理する力にも関わります。国語が取れないときは、中身で分けます。漢字で落としているなら毎週決まった日に確認する。語彙が弱いなら毎日少しずつ。答えの根拠が探せないなら、短い文章で本文に戻る練習をする。

国語は急には伸びません。小4・小5のうちに少しずつ積む方がいいです。

理科|国語が沈んだ月に支えてくれる

理科は、週ごとに授業の内容を復習し、公開学力テストで落とした知識をその都度確認します。単元ごとに得意不得意が出やすいので、落とした単元をメモしておくと後で役立ちます。

理科が安定すると、国語が沈んだ月に助けてくれます。小4のうちに「理科っておもしろい」と思える体験があると強いです。

社会は、受講するかどうかが家庭やコースで違います。志望校の受験科目と照らして決めてください。

小4の終わりに見ること

  • 一週間の流れが回っている
  • 間違えた問題の直しが放置されていない
  • 公開学力テストのあとに、次の課題を1〜2個決める流れがある
  • 睡眠時間が守られている
  • 子どもが勉強を完全に嫌いになっていない

逆に、小4でやらなくてよいのは、宿題の全部完璧、講座の全部受講、問題集の大量追加、毎回の偏差値での志望校判断、兄弟や他の子との比較です。

小4は、まだ遊んでいいです。外で遊ぶ。友達と遊ぶ。家でだらだらする。受験生である前に、小学生です。

ぱぱりん

最後の「勉強を完全に嫌いになっていない」が、一番大事かもしれません。

まとめ

小4のゴールは、成績を完成させることではありません。一週間の流れを作る。宿題の優先順位を守る。公開学力テストのあとに課題を1〜2個に絞って、翌月に確認する。取れる問題を落とさない。

長男はSクラスでのんびり、次男は大きな波、三男はノートを写すだけの1年でした。3人とも、小4の姿のままでは終わっていません。

三男の公開学力テストの推移は、小4から月ごとに「三男の記録」に書いています(有料)。ノートを写しているだけだった小4から、小5で最レ算数に通うまでの数字です。現在進行形で、2028年の受験まで書き続けます。

→ 三男の記録|2028年組・現在進行形

小5になると、宿題の量も難しさも一段上がり、成績の波はもっと大きくなります。続きはこちらです。

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この記事を書いた人

⭐︎中規模病院で勤務医をしています。
⭐︎子供は男の子が3人いて、遊び、ふざけ、いたずらでカオスな毎日を送っています。
⭐︎子どもの中学受験を通じて、子育てや受験に関しての情報発信を行なっています。
⭐︎好きな教科:算数、理科、数学、物理、化学とゴリゴリな理系マッチョです。

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