浜学園の公開学力テスト算数で点を取る方法|偏差値別「取る問題」と過去問の使い方

今回は、公開学力テストの算数で効率よく得点する方法について書きます。

先に結論を書くと、マスターや最高レベル特訓の復習をいくら完璧にしても、公開学力テストの算数の点数はなかなか伸びません。

伸ばすには、

✅どこで何点取るかを決めておく

✅公開学力テストの過去問を解く

の2つです。

ただ、「どこで何点取るか」は、偏差値50前後の子と、偏差値60を超える子では全く違います。3兄弟でも、三男・長男・次男でやったことが違いました。

読みたいところから読んでください。

※まずは全員共通の「公開の算数はなぜ取れないのか」「過去問の使い方」から読むのがおすすめです。

目次

公開学力テストの算数はなぜ取れないのか

浜学園では月に1回「公開学力テスト」があります。

公開学力テストの役割は、順位や実力を測ること以外に、

✅クラス替えの要素

✅志望している中学との距離

✅モチベーション

などがあります。特に大事なのが「クラス替えの要素」です。

同じ教材を使っていても、下位クラスではやらなくていい問題が、上位クラスでは必修問題になります。放っておくと、溝が埋まらないほどに差が広がっていきます。ですから、6年生になるまでに何とかして上位クラスにたどり着く努力をしたほうがよいです。

では、なぜ公開の算数は取れないのか。理由は3つです。

① 文章題の読解が難しい

国語が苦手な子は、文章題のなかにどんなヒントがあるのかが読み解けません。いくら計算が得意でも、授業の問題が解けても、公開の文章題では得点が難しいのです。

② 初見に見える

よく練られた問題なので、パターン問題でも初見に見えてしまいます。短いテスト時間で面を食らって焦り、解けません。あとで時間無制限で見直すと「なんだ!」と解けることも少なくないです。

③ 授業で習っている問題がほぼ出ない

浜学園の算数の公開学力テストは、

✅大問1:計算問題

✅大問2:小問集合

✅大問3〜5:文章題((1)〜(3)に分かれている)

という構成です(小4)。小5・小6になると、文章題が大問3〜6の4題に増えます。

大問1と2は授業でやった内容が出ます。ただ、文章題は授業で扱ったことがない問題がふつうに出ます。

配点は、小4・小5はどの問題も1問4点です。計算も小問も文章題も、難易度は違っても重みは同じです。小6になると4点と5点の問題が混ざります。

ぱぱりん

そんな感じですから、40分(小4の場合)で高得点を取るのは難しいのです。

全員共通①:どこで何点取るかを決める

文章題はどれも(1)〜(3)に分かれていて、

(1)は簡単、(2)はすこし簡単、(3)は難しい〜解けない

となっています。だいたい(1)は(2)のヒント、(2)は(3)のヒントです。(1)は問題の意味を理解させる意図があるので非常に簡単ですが、文章を読み解く力が要るので、算数というより国語力の問題にもなってきます。

小4・小5は全問同じ4点なので、難しい(3)を1問取るのも、計算を1問取るのも同じ4点です。だから、

✅大問1の計算は全問正解

✅大問2の小問集合で落とさない

✅文章題の(1)は絶対、(2)もできるだけ、(3)は時間が余ったら

という順番で点数を積み上げます。子どもにもこの順番でアドバイスします。

どこまで取れば良いかは、偏差値帯と学年で変わります。各章で書きます。

ぱぱりん

算数で80点くらいあると、小4では偏差値60弱、小5では偏差値60〜65、小6では偏差値65くらいとなるでしょう。

ただ、偏差値は平均点で決まるので、月によってかなり動きます。平均点が低い月は、同じ点数でも偏差値はぐっと上がります。

下は、2025年の小6のある回の算数の成績詳細(問題ごとの正答率)です。この回の平均点は52.2点でした。

浜学園 公開学力テスト 小6算数の小問別正答率(2025年のある回、平均点52.2点)

小6になると、こんな感じです。

✅小問集合8問のうち3問は正答率20%以下(面積比は6%)

✅文章題の(1)でも正答率30%台がある(立体の切断)

✅文章題の(2)(3)には正答率1〜2%の問題が並ぶ

✅配点は大問1〜3が4点、大問4〜6が5点。文章題の小問は大問によって2問か3問

この回で、正答率60%以上の問題を全部取ると55点です。平均点を超えます。みんなが取る問題を落とさなければ、平均は超えられるということです。

全員共通②:公開学力テストの過去問を解く

公開学力テストの算数で得点する方法は、ずばり…

公開学力テストの過去問を解く!

ことが一番の近道です。

ぱぱりん

受験をするとき、受験校の過去問を解きますよね?
それと同じなんです。

初見だと、問題の形式・難易度・量に戸惑って実力がうまく出せません。まったく同じ問題は出ませんが、どこかで見たことがあるような問題は出ます。解いていると、だんだんパターンみたいなものがわかってきます。

大問2の小問集合なら、

✅暦の問題

✅図形の問題(図形の周囲の長さを求める問題など)

✅線分図を使う問題

などが、ほぼパターン化されて出題されています。見た目が違うので解けないこともありますが、繰り返し練習すると解けるようになってきます。

文章題も、過去問で文章を読み解く練習をすると、最初は解けなかった(1)(2)が謎解きのように解けるようになってきます。そもそも(1)は簡単なので、苦手意識を取り除くことこそが大事です。

我が家のやり方の骨組みは3つです。

  1. 公開の前週までに、同じ月か次の月の過去問を時間を計って解く
  2. 1〜2週間後に、短めの制限時間でもう一度解く
  3. 公開の直前に、間違えた問題だけ復習する

実際にどう回したか、兄弟それぞれのつまずきは有料記事に書いています。300円の読む専用プランなら、この記事で紹介している有料記事も、3兄弟の成績記録も全部読めます。

過去問はどうやって手に入れるか

兄弟や知り合いから譲り受けるのが一番ですが、そういうわけにもいかないことが多いでしょう。

そんな場合は、メルカリなどでゲットするのがいいかもしれません。メルカリをみると小学校4年生の1年分などと販売しているケースもチラホラ見ます。

でも、まぁ、、、高いです。

どう考えるかは個人の自由ですが…

我が家は、次男・三男は長男の過去問を使っています。長男のときはお下がりがなかったので、メルカリで買ったこともあります。

ボリュームゾーン(偏差値50前後):大問2までで落とさない

目標は、大問2までを落とさないことです。

✅大問1の計算は全問正解(2回は見直す)

✅大問2の小問集合は1〜2問の間違いに抑える

✅文章題は(1)を必ず正解、(2)はできたら、(3)は読んで意味がわからなければすぐ捨てる

小4なら、大問1・2で56〜60点、そこに(1)が乗れば70点台が見えてきます。算数で偏差値50を抜けたければ、大問2までの練習が近道です。(3)まで正解するには能力もいるし相当な練習もいりますが、大問2まではそこそこの練習で得点できるようになるからです。

「読んでわからなければ捨てる」は小5になっても変わりません。ただ、学年が上がるほど(3)は難しくなるので、取れるところと捨てるところの強弱がより大事になります。

ぱぱりん

計算は、毎日10分でも5分でもいいので、決められた計算問題集をこなしていくしかありません。計算に関しては、これしかないです。

三男は小4の6月、この作戦がそのまま全部ハマった月がありました。何点取れて、その後どうなったかは三男の記録に書いています。

三男を想定して、「小4のうちに一度は平均を取らせる」ために親が何をしたかは、こちらにまとめています。

テストが返ってきたあとにどこまで直すかは、「テストの日から3日後までにやること」で、実際の成績画面を使って書いています。

難関(偏差値55〜60):(2)まで取り切る

長男は入塾のとき、偏差値40台からのスタートでした。しかも、公開の過去問の大事さに気づいたのは小5になってからです。塾の勉強はしているのに得点が伸びない時期が続き、過去問をやらせるようにしてから少しずつ伸びてきた、というのが当時の実感です。

小4の間は、

✅計算問題は全部正答(当たり前)

✅小問集合も全問正解

✅文章題(大問3〜5)は(3)以外を全部取る

で80点が見えてきます。(3)が全部解けなくても80点は取れる算段です。

ただ、これは小4までの話です。小5からは文章題が大問3〜6の4題になり、(2)にも捨てる問題が混ざってくることがあります。「(3)以外は全部取る」のつもりで(2)に時間を取られると、後ろの問題にたどり着けません。

小5以降の目安は、

✅文章題の(1)は全部取る

✅(2)は半分以上取りたい

です。

小6では小問集合に超難問も混ざり、後半になると計算問題の難易度も上がって入試レベルになってきます。だからこそ、小6になるまでに計算と小問集合を全問正解する訓練は必須です。

もう一つ、計算用紙です。1問終えるごとに線で囲って次に移るだけで、見直しの時にどこを見ればいいかがわかり、途中のミスにも気づきやすくなります。

長男が偏差値40台からどう上がっていったかは、こちらに書いています。

テストが返ってきたあとにどこまで直すかは、「テストの日から3日後までにやること」で、実際の成績画面を使って書いています。

最難関(偏差値60以上):(3)を取りに行く

次男も、小4の最初の公開は3000人弱中900〜1000位からのスタートでした。最初から上位にいたわけではありません。

最難関を目指すなら、(3)も取りに行くことになります。ただ、マスターと最高レベル特訓だけでは、公開で90点以上は厳しいです。通常授業や最高レベル特訓の復習をいくら完璧にしても、公開の得点は伸びません。

小4のうちは、塾の宿題以外に余力があれば「プラスワン」や「ステップアップ演習」を勧めます。公開学力テストで出る「推理・推論」などの問題が載っているからです。全く同じ問題は出ませんが、類似問題は少なくありません。3〜5問を選んで、1問3〜5分でテスト形式にして進めると効果的です。

ただし、塾で履修していない分野を無理にやらせる必要はありません。塾で履修していない分野は公開には出ないので。

小5で、さらに上を目指す場合に何をやったかは有料記事に書いています。

もう一つ、最難関で差がつくのは計算ミスです。次男も計算ミスで順位を落とした月がありました。ミスは根性論ではなく、仕組みで潰すものだと思っています。具体的な方法は次男の記録に書いています。

1000位近くからどう上がっていったかは、次男の記録に月ごとに書いています。

テストが返ってきたあとにどこまで直すかは、「テストの日から3日後までにやること」で、実際の成績画面を使って書いています。

テストの日から3日後までにやること

公開の点数を上げるには、テストが終わった後も大事です。

① 解答を問題用紙に書いて帰る

次男は小4から、自分の解答を問題用紙に書き写して帰り、自己採点していました。三男は最初は書いてこず、書くようになってからも正確でないところがあるので、本人の自己予想の1割減で見ています。

② その日のうちに直す

解けたはずの問題を、その日に直します。

③ 3日後の成績詳細で、直す範囲を決める

浜学園の公開学力テストは、3日後に成績詳細が出ます。問題ごとの正答率と、難易度A・B・Cが出ます。Aはテーマ問題レベル、BはB問題〜C問題レベル、Cは最高レベル特訓〜灘中合格特訓レベルです。

下は、2026年9月の小5の成績詳細です(小5は全25問、どれも4点)。

浜学園 公開学力テスト 小5算数の小問別正答率と難易度A・B・C(2026年9月、平均点48.3点)

この回は、

✅難易度Aは6問で、正答率は81〜95%

✅難易度Bは9問で、正答率は42〜77%

✅難易度Cは10問で、正答率は2〜27%

でした。A・Bを全部取ると60点です。この回の平均点は48.3点でした。

小5後半からは、算数60点で偏差値55を超えることが多いです。テーマ問題とB問題をしっかりやっていれば届く点数です。

  • ボリュームゾーン:難易度Aは全部、Bも正答率が高いものは直す
  • 難関:難易度A・Bは正答率100%を目指す。Cでも正答率10%を超える問題は解きたい。復習は全部でなくてよい
  • 最難関:全部復習して、もう一度出たら100点を取れるようにする

理科・国語は?

この記事は算数に絞りました。理科は、とにかく過去問の復習がベストだと思っています。理科・国語の直前のやり方は、こちらに書いています。

次に読む

兄弟それぞれの公開学力テストの点数と、そのとき何をしたかは、成績記録の部屋に兄弟別にまとめています。300円の読む専用プランで全部読めます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

少しでも参考いただければ幸いです。

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この記事を書いた人

⭐︎中規模病院で勤務医をしています。
⭐︎子供は男の子が3人いて、遊び、ふざけ、いたずらでカオスな毎日を送っています。
⭐︎子どもの中学受験を通じて、子育てや受験に関しての情報発信を行なっています。
⭐︎好きな教科:算数、理科、数学、物理、化学とゴリゴリな理系マッチョです。

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