長男も次男も朝に弱く、ギリギリまで寝て起きてから10分くらいで家を出ます。
幸い、小学校が徒歩3分くらいと近いので8時くらいまで寝ています。
次男が寝るのは塾がある日は23時ちょっと過ぎ。
睡眠時間としては、8時間は確保できている状態です。
寝る前にチャレンジ演習など市販の問題を1問だけやる時もあるのですが、その時で23時30分くらいに寝ます。
週に3回くらいです。
そんな状態で朝に10〜20分でも「国語」の語彙問題集やふくしま式をやるようにと提案していますが、「わかった」とはいうものの全くやっていない状態がずっと続いていました。
私自身も朝から勉強するのは好きじゃないので強くは言っていませんが、本番は朝から入試が始まりますので、できれば朝型にしておきたいです。
ただ、テーブルに準備していても全くやろうとしませんでした。
たとえ、早く起きたとしても。
そこで、寝る前にやっているチャレンジ演習など比較的「得意な」算数を朝にやるように提案してみたところ、、、
なんと初日からやるようになりました。

「必ず解きたい算数の100問」という「中学への算数」の臨時増刊問題集から1問ずつピックアップして解いています。
写真のように、自分でタイマーをセットして解いて自分で丸付けをしてから学校に行きます。
(最近は速さをテーマに集中的に問題を解いています)
特に側で見ているわけでもないのですが、自分で完結していました。
それで気づきました。
朝の勉強は嫌なことは嫌だけれども、特に国語はやりたくない。
つまり朝の勉強という嫌なことに、さらにあまり得意ではない国語をやるなんてとてもできないという心理状態だったのでしょう。
算数に切り替えたところ、初日からスムーズに朝勉強を開始できました。
まぁ初日だけかな?と思っていましたが、次の日も問題を指定して置いておくと自ら解いてから学校に向かいました。

名門中学の問題ですが、難易度がBと評価されている問題を選んでいます。
「C問題(難問)はやめてほしい」
と言われているのでB問題から適当なのを選んでいます。
解けるか解けないかギリギリの問題難易度という感じでしょうか。
「解けなくても良いで」
と言っています。
時間内に解けなければ、学校から帰ってから再び考え直して良いとも言っています。
もしかすると、解けない場合は学校でずっと考えるのかもしれません。
難易度はさておき、朝の勉強には苦手な分野というよりは得意な分野にすべきだったということがよくわかりました。
起きてすぐに得意ではない問題を解くのは苦痛です。
長続きしません。
苦手な分野は、朝学習が定着してからが良いのかもしれません。
とにかく、
「得意な科目で朝学習の定着」
を目指すべきなのです。
朝学習が定着してきたら、苦手な分野に少しずつシフトしていくのもいいでしょうし、交互にしてもいいかもしれません。
しかし、まずは「定着」が大事です。
今まで夜にやっていた算数の問題を朝にやることによって、早く寝ることもできますし、語彙など記憶分野を寝る前にしてみてもいいかもしれません。
とにかく、
「夜やっていたことを朝に切り替えて確保できる時間がある」
というのは大きな意味を持ちます。
今まで朝勉強がゼロだったので、時間確保という意味でもプラス効果が大きいです。
次男は、市販の問題集をやっていますが、塾の宿題でもいいですし、復習でも良いですし、過去問のやり直しでもいいと思います。
一番は、
朝は苦痛が少ない分野を選ぶ
ことが重要です。
もちろん、計算テキストでも良いでしょうし、漢字ドリルでもいいでしょう。
一番苦手な分野ではなく、苦痛が少ない分野を選ぶことが大事です。
どうしても苦手を克服してほしいという意識が働いて、朝から苦手分野をやらせようとしてしまいがちですが、エンジンがかかってないのに苦手分野をさせられるというのは大人であっても苦痛です。
もちろん、なんでもどんな分野でも朝にきっちり勉強できるという子もいるでしょうけど、朝に勉強が苦手な子に朝学習を定着させる手段としては、
「得意な分野」
から始めて定着させていくのが良いでしょう。
何回も言っちゃっていますが。
小6課程になると市販の問題集をやるゆとりがなくなってくるので、2月からは宿題や復習をすることになると思います。
まだ始まって間もないので本当に定着するのかわかりませんが、新しい気づきでした。
朝学習がなかなかうまくいっていないご家庭のヒントになれば幸いです。
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