【中学受験】浜学園の小6後半でやること|過去問・宿題・直前期に向けた優先順位

目次

はじめに

今回は、浜学園の小6後半、だいたい夏休み以降から入試直前期に入る前までに何を意識すべきかをまとめます。

小6後半は、いよいよ受験が現実になります。夏は天王山と言われますが、夏が終わったら楽になるわけではありません。秋も山場ですし、冬も山場です。なんなら最後までずっと山です。山脈です。

ただし、小6後半は、ただ勉強量を増やす時期ではありません。もちろん勉強量は必要です。ここで勉強しなくていい、という話ではありません。そんなことを言ったら、浜学園の先生に怒られます。

大事なのは、やみくもに量を増やすことではなく、本番の得点につながることを優先することです。過去問、冠模試、志望校別特訓、日曜特訓、公開学力テスト、合否判定テスト、できなかった問題集、国語の知識、理科の知識、体調管理。全部あります。全部大事です。

しかし、全部を同じ重さでやる時間はありません。

我が家の次男の小6後半の成績推移はこちらにまとめています。

次男の成績を振り返る〜小6後半〜

小6後半は、親も不安になります。本当に不安です。夜に検索します。「小6 秋 伸びる」「過去問 合格最低点 届かない」「冠模試 悪い 合格」。検索履歴がなかなかのホラーです。

でも、親の不安をそのまま子どもにぶつけても、得点は上がりません。ここからは、親もかなり試されます。

小6後半の時期別ロードマップ

小6後半は、時期ごとにやることが変わります。ざっくり整理すると、次のようになります。

時期主なテーマ
夏休み講習の消化、体力勝負、基礎穴の確認
9〜10月志望校別、過去問開始、弱点発見
11月模試と過去問から優先順位を決める
12月知識系、できなかった問題集、体調管理
年末年始直前特訓、プレ入試、生活リズム維持
入試直前新しいことを増やさない、確認中心

小6後半で大事なのは、志望校の得点に直結する勉強です。「やった方がいいもの」は山ほどあります。でも、「今、それをやることで本番の点が上がるのか」を考えないと、忙しいのに伸びないという状態になります。

勉強しているのに不安。宿題しているのに過去問が取れない。模試を受けているのに判定が上がらない。この時期は、本当にメンタルにきます。

だからこそ、優先順位が大事です。やることを増やすより、やることを並べ替える時期だと思います。

小6後半のスケジュールは、ほぼ毎日塾

次男の場合、小6の8月以降は、マスター授業が週3日、最高レベル特訓算数と理科で1日、第1・第3日曜日が灘特訓、第2日曜日が公開学力テスト、第4日曜日が合否判定テストなど、という生活に加えて、週1回の過去問特訓が入りました。

ほぼ毎日塾です。塾から帰ってくるのが21時30分くらいになることもありました。

そうなると、睡眠時間の確保が大きな問題になります。塾から帰ってきて、そこからさらに大量に勉強するのは難しいです。我が家では、帰宅後の勉強はほどほどにして、23時までには寝るようにしていました。朝勉も、無理にやらせるというより、学校ギリギリまで寝ることもありました。

ここは家庭によって違うと思います。朝型の子もいますし、夜に強い子もいます。ただ、小6後半で睡眠を削りすぎるのは危険です。眠い状態で勉強しても効率が落ちますし、眠い状態で模試を受けても判断力が落ちます。

そして、眠い状態で親に何か言われると、親子ゲンカになります。これは多くの家庭で起こりうると思います。受験直前期に家庭内で消耗するのは、できるだけ避けたいところです。

小6後半は、勉強量も大事ですが、体調と睡眠も同じくらい大事です。最後は体力勝負でもあります。

何を捨てるかを考える

小6後半になると、すべてを完璧にやるのはかなり難しくなります。マスターの宿題、最高レベル特訓、日曜特訓、過去問特訓、公開学力テスト、冠模試、過去問、国語の知識、理科の知識、できなかった問題集。全部ありますし、全部大事です。

しかし、全部を同じ重さでやる時間はありません。ここで必要なのが、優先順位です。何を最優先にするか、何を軽めにするか、何を思い切って捨てるか。この判断が必要になります。

小6秋の計画については、こちらの記事も参考になります。

短期計画と長期計画を必ず立てる

また、9月以降にやるべきポイントとして、目標を持ってテストに臨むこと、重要な宿題や復習を提出すること、過去問や願書・調査書の準備なども別記事で整理しています。

目標をもってテストに臨む

重要な宿題(復習)は必ず提出する

過去問や願書・調査書の準備

小6後半で大事なのは、やることを増やすことではなく、得点に直結する順番に並べることです。親は不安になると足したくなります。でも、足せば足すほど、復習時間は減ります。教材は増え、机は狭くなり、親の不安だけは広がります。

この状態は避けたいところです。本棚が賢くなっても、子どもの点数が上がるわけではありません。

過去問は点数より使い方が大事

小6後半になると、過去問が本格化します。志望校との距離を最も具体的に測れるのは、やはり過去問です。

公開学力テストで良い偏差値でも、過去問が取れないことはあります。冠模試で良い判定でも、過去問で苦戦することもあります。逆もあります。

過去問で大事なのは、点数だけではありません。合格最低点との差、科目ごとの得点バランス、時間配分、取るべき問題を取れているか、捨てる問題を捨てられているか、形式に慣れているか、本番で同じミスをしそうか。ここを見ます。

過去問の点数が悪いと、親は焦ります。本当に焦ります。「このままで大丈夫なのか」と思います。でも、過去問は悪い点数を見つけるためでもあります。本番前に弱点がわかるのは、むしろ良いことです。本番で初めて気づく方が怖いです。

次男の過去問については、実際の記事もあります。

2025年灘中過去問の結果

こういう記事は、正直、親としても書くのに勇気がいります。良い結果だけを並べるなら簡単です。でも、受験の現実は、良い時だけではありません。

過去問が悪い。模試が悪い。国語が沈む。理科で穴が見つかる。算数でケアレスミスをする。いろいろあります。

そのたびに親が崩れていたら、子どもが困ります。親は結果を見る。原因を見る。次にやることを決める。そして引きずりすぎない。これが理想です。実際は難しいですが、ここを意識しておくだけでも違うと思います。

できなかった問題集を作る

小6後半で有効だったことの一つが、できなかった問題集です。解けなかった模試の問題や宿題をコピーして、ノートに貼る。そして、朝やテスト前に解き直す。

非常に地味です。キラキラした勉強法ではありません。ただ、小6後半は、新しい問題を大量に解くことよりも、できなかった問題をできるようにすることが大事です。

同じミスをしない。同じ単元で落とさない。同じ解法でつまずかない。これが本番の得点に直結します。

ただし、できなかった問題集も作りすぎると破綻します。全部貼る、全部解き直す、全部管理する。これは無理です。辞書みたいなノートを見て、子どもが気絶します。

入れる問題は、正答率が高いのに落とした問題、志望校で出そうな問題、同じミスを繰り返す問題、解法を定着させたい問題に絞った方が現実的です。

過去問や公開学力テストのコピーには、A3プリンタがかなり役立ちます。我が家でも購入しています。

A3プリンタを購入した話

A3プリンタは、買う時は高く感じます。でも、直前期にコピーで毎回コンビニへ走ることを考えると、かなり便利です。コンビニコピー機の前で親が白目になる時間を減らせます。

これは地味ですが、本当に大事です。直前期の親は、コピー機の前で消耗している場合ではありません。

国語と理科の知識は最後まで効く

小6後半になると、国語と理科の知識系がかなり大事になります。国語の語彙、漢字、文法。理科の暗記事項、知識問題。こういうものは、最後まで伸ばしやすいです。

もちろん、読解力そのものや思考力を短期間で大きく伸ばすのは簡単ではありません。しかし、知識系はやれば点につながりやすいです。逆に、放置すると落とします。

小6後半は、毎日少しずつ回すしかありません。寝る前10分、朝の5分、移動中。こういう時間で積めます。ただし、親が横でずっと詰問すると嫌がられます。

「これは?」「じゃあこれは?」「なんで覚えてないの?」とやると、家庭内がクイズ番組ではなく尋問室になります。知識は淡々と、できたら褒めて、間違えたら直すくらいが良いと思います。

算数は最後までミスを減らす

小6後半の算数で、最後まで効くのはミスを減らすことです。もちろん、難問への対応力も必要です。ただ、秋以降に偏差値を上げるという意味では、ミスを減らす効果は大きいです。

こちらの記事でも、秋から算数の偏差値を上げる方法として、ミスをゼロに近づけることを書いています。

小6の秋から算数の偏差値を5〜10上げる3つの方法

秋以降は、新しい難問を増やすより、計算ミス、条件の読み落とし、問題文の勘違い、単位ミス、解く順番の失敗、見直し不足を減らす方が点につながることがあります。

「わかっていたのに落とした」という失点は本当に痛いです。親も痛いですし、子どもも痛いです。家庭内の空気も痛いです。だから、最後までミスを減らす意識は大事です。

年末から直前期に向けて

小6後半から年末に入ると、いよいよ本番が近づいてきます。12月末からは入試直前特訓なども始まり、年末年始もかなり忙しくなります。

この時期の塾の予定については、こちらの記事に書いています。

小6、年末から本番までの塾の予定

冬休みという言葉はあります。ありますが、受験生にはあまり関係ありません。冬休みというより、冬特訓です。もっと言うと、冬耐久レースです。

この時期こそ体調管理が大事です。インフルエンザ、コロナ、胃腸炎、ケガ。ここまで来て体調不良で崩れるのは、本当に避けたいです。

親ができることは、勉強以外にもたくさんあります。食事、睡眠、感染対策、移動、持ち物、受験票。地味ですが、直前期の親の仕事は多いです。

偏差値ごとの小6後半戦略

偏差値50前後なら、最後まで基礎を捨てないことです。難問に手を出しすぎず、取れる問題を確実に取ります。志望校の過去問で、どこを取れば合格点に近づくのかを考えます。

偏差値55〜60なら、科目バランスが大事です。得意科目で稼ぎ、苦手科目で沈まない。過去問で、毎回同じ科目が足を引っ張っていないかを見ます。

偏差値60〜65なら、志望校別模試と過去問を重視します。公開学力テストの偏差値に安心しすぎず、志望校の形式で戦えるかを確認します。

偏差値65以上なら、最後は細かい1点の積み重ねです。冠模試の順位、過去問の合格最低点との差、各科目の安定感を見ながら、最後まで調整します。

ただし、上位層でも本番は別物です。模試で良くても、本番で何が起こるかわかりません。だからこそ、メンタルと体調管理が重要です。

小6後半のチェックリスト

小6後半から直前期に入るまでに、次のことは確認しておきたいです。

  • 過去問の合格最低点との差を把握している
  • 科目ごとの得点パターンが見えている
  • できなかった問題集を作りすぎていない
  • 国語・理科の知識を毎日少しずつ回している
  • 算数のミスの種類を把握している
  • 睡眠時間を削りすぎていない
  • 親が不安をぶつけすぎていない
  • 受験票、持ち物、移動ルートの確認に入れている
  • 前受け校、午後校、併願校の動きが整理されている
  • 何があっても次の試験に切り替える準備をしている

全部完璧にできる家庭は少ないと思います。我が家も完璧ではありません。でも、確認しておくだけで防げるミスはあります。

親ができるのは、子どもが試験に集中できる環境を作ることです。本番で問題を解くのは子どもです。親は裏方です。裏方なのに、心臓だけは主役級にドキドキします。

まとめ

小6後半は、本当に大変です。塾は増え、宿題は増え、模試は増え、過去問は重くなり、親の不安も増えます。

でも、ここで大事なのは、やみくもに量を増やすことではありません。本番の得点につながることを優先する。できなかった問題をできるようにする。過去問から課題を見つける。国語と理科の知識を最後まで積む。算数のミスを減らす。睡眠を削りすぎない。親が不安をぶつけすぎない。

これです。

受験は、最後まで何が起こるかわかりません。だからこそ、最後の1ミリまで諦めない。ただし、親が1ミリどころか10メートルくらい前のめりになると、子どもがしんどくなります。

親は支える。子どもが戦う。この距離感が大事です。

読んでいただけると、単純なので喜びます。そして、たぶんまた書きます。

表では書けない成績の実数は、こちらに。

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この記事を書いた人

⭐︎中規模病院で勤務医をしています。
⭐︎子供は男の子が3人いて、遊び、ふざけ、いたずらでカオスな毎日を送っています。
⭐︎子どもの中学受験を通じて、子育てや受験に関しての情報発信を行なっています。
⭐︎好きな教科:算数、理科、数学、物理、化学とゴリゴリな理系マッチョです。

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