今回は、「入試前の具体的な算数の勉強法」について説明したいと思います。
入試まで2か月ちょっととなりました。
前回の国語に引き続き今回の内容も、浜学園の冬期志望校別進学説明会を参考にさせてもらっています。
入試前の具体的な国語の勉強法については、過去記事を参照ください。
「国語」と比較して「算数」は得意な子と不得意な子で得点差が開きやすいと言われています。
ずっと苦手で来てしまって、今さら得点アップなんて無理だと思われるかもしれません。
ただ、算数は「ドンピシャ」に過去にやったことがある問題とマッチすることがあり、最後の最後まであきらめずに練習していくことが大事です。
今回は、
✅塾での基本姿勢
✅入試で合格点を取るために
について解説したいと思います。
塾での基本姿勢
授業あっての受験勉強である。ぜひ、すべて続けること
浜学園冬期志望校別進学説明会より
塾の授業で吸収し、宿題で復習する
塾でただただ黒板を写す作業をするだけで終わってはいけません。
一番大事なのは、
塾で吸収しきってしまう
ということです。
塾で授業の内容を理解し、宿題で復習し、復習テストで習得しているかどうか確認する
いくら試験直前とは言っても、基本姿勢は崩してはいけません。
時間を無駄にしないためにも塾での授業に集中したいです
塾の授業に集中するためには「十分な睡眠」が大事です。
別記事に睡眠について説明していますので、参考にしてください。
ただ、たくさん授業があってどれも集中できないということも少なくありません。
大事な講座について考えていきましょう。
講座の優先順位
- 志望校別の特訓講座
- 難問特訓講座(最難関を目指す場合)
- 通常授業
となります。
志望校別の特訓講座は、どの塾でも開催されると思います。
塾の優秀な講師が長年の傾向と対策から選んだり作成した選りすぐりの問題を集めていますので、一番力を入れるべきでしょう。
必ず、志望校別の宿題は全問やりつくすようにしましょう。
似たような問題が出た時に、
「あ、この問題見たことある…だけど、解き方が思い出せない」
では、非常にもったいないです。
似たような問題が出た時に、必ず反射的に解けるようになるまで復習しておきましょう。
難問特訓講座は、最難関中学を目指す場合は受講が必須となるでしょう。
特に灘中を目指す場合は、算数はみんな得意であり、プラスアルファが求められるので、より高度な問題に触れておく必要があります。
最難関ともなると、算数でライバルが解けない問題を解く必要がでてきますね。
優先順位の最後は、通常授業ということになります。
通常授業は、塾での授業を受け、そこで完結できることを目指して臨むことが大事です。
宿題が追い付かない場合は、最重要問題を講師に聞いて、宿題はそれだけを解くことをお勧めします。
優先順位をつけて、必須である「志望校別の講座」を優先する
入試で合格点を取るために
① 個々の問題に対する感覚を変えないようにする。家庭学習の感覚から入試の感覚へ。
② 全体のバランスを考えて解く。
感覚を家庭学習から入試へ切り替える必要があります。
家庭学習での感覚では、1回目に間違ってもやり直しができ、わからなければ質問や解答を見ることができます。
しかし、入試では2回目に正答が得られても無意味です。
1回目で正解しなければ入試では通用しないという「入試の感覚」にシフトしていく必要があります。
私の長男も家庭学習の感覚で1回目間違えがちでしたが、入試の感覚に切り替え、一発目で正答が得られるように注意しています。
ポイントは、
ケアレスミスや勘違いをせずに一発で正答を導き出す
という意気込みです。
精神論みたいになっていますが、最終的には「絶対に一発目で正答を得るんだ」という気迫が大事です。
また、全体のバランスを考えてとくことが大事です。
合格点を取ることを第一目標にしていきます。満点である必要はありません。
すなわち、
問題が配られてから、いきなり解きださず全体を見渡して解けそうな問題から手を付ける
ことが大事になってきます。
とくに、最難関中学においては、時間内にほとんど解ける生徒がいないような問題が混ざっています。
そのような「捨て問」に時間を取られていると時間が無為に過ぎ去っていきます。
宿題も1問1問解くのではなく、難問かまとめて時間内に解く練習も有効でしょう。
宿題をまとめて時間内に解くという練習が難しい場合は、
1番から解かずに、解きやすい問題から宿題を解いていく
という訓練でもよいでしょう。
宿題も進まないとイライラしたり不安が出たりします。
それを解消するためにも、また、順位付けをするトレーニングのために、
宿題も解きやすいものから解いていく
ということは有効でしょう。
ただし、一問当たりの時間制限は決めておきましょう
時間配分に気を付けながら、条件整理と検算も心がけることが大事です。
算数の点数の挙げ方については、別記事も参照ください。
まとめ
ウィークポイントを発見するための材料としては、これまで受けてきたテストや模試が適している。
時間を無駄にしない方法は、過去にやってきたテストや模試を復習することです。
どんなところで得点を失っているかパターンがわかってきます。
テストや模試を取っておいてファイリングしておくと、こういった土壇場の復習に役立ちます。
整理の仕方については別記事で記載していますので、参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも参考になれば幸いです。
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