今回は小学校6年生の夏期講習について説明したいと思います。
「夏休みを制する者は受験を制する」と言われています。
小6の受験生にとっては夏休みは地獄です。
夏休みの勉強のポイントを長男が通っていた「浜学園」の豪華講師陣が説明していたので私の見解を入れながらお話ししたいと思います。
夏期講習も始まるのですが、長男が通っている浜学園では7月からは日曜日隔週で日曜志望校別特訓というものが始まります。
そして、夏期講習中も通常の授業が継続されます。
☑️ 月(2時間)、水(2時間)、金(4時間)は通常授業。
☑️ 土曜日は最高レベル特訓(6時間)。
☑️ 日曜日の第2週と第4週はテスト。
☑️ これに加えて、第1週と第3週の日曜日に志望校別特訓。ぽりぽり
上記に夏期講習が週5で加わります。
かなり過酷な夏になります。
お財布にとっても過酷な夏です。
7月分で126,000円でした。
すべてが頑張りどころです。
今回は夏期講習を効果的に乗り切る方法を浜学園の講師陣のアドバイスを参考にしながら説明していきましょう。
? 中学受験を考えているすべての親御さん
? 夏休みの過ごし方に不安がある親御さん
? 他の家庭の教育の仕方に興味がある親御さん
? 中学受験に興味がある親御さん
ちなみに、夏休み前の「夏休みに備え方」については、過去記事を参照ください。
浜学園の夏期講習
どこの進学塾も同じだと思いますが、中学受験を目指す小学校6年生の夏期講習は過酷です。
主な浜学園の校舎の夏期講習の時間割を載せます。
長男は、12:45〜15:45の時間帯が夏期講習となります。
通常授業も合わせると…
12:45〜15:45まで夏期講習、18:30〜20:30あるいは16:30〜20:30まで通常授業
となります。
夏期講習の費用
夏期講習の単独の費用は以下の通りです。
夏休みだけで6〜7万。
高くはないと思ってしまうのは麻痺していますね。
夏期講習のクラス分け
過去のテストで受講できるコースが決まります。
偏差値62以上:灘コース
偏差値56以上:男子最難関コース
偏差値55以上:女子最難関コース
制限なし:男女難関コース
ちなみに、浜学園では偏差値64以上で灘中学がA判定となります。
早朝特訓
12:45の夏期講習が始まるまえの9:45〜12:15までは「早朝特訓」というものが行われます。
浜学園の「早朝特訓」では夏期講習期間中、午前中か ら教室で規則正しい生活リズムをつくり、集中した環境の中で受験勉強を乗り切る自主学習能力を育むことを目的とされます。
基本的に自分でスケジュールを組んで、やることを決めてから自主特訓します。
スポーツで言うなら自主練ですね。
夏休みって生活のリズムが崩れがちですが、朝から塾で自主練することで生活のリズムが崩れないようにします。
浜学園では、早朝特訓の日に質問があれば直ぐに答えられるように講師が配置されています。
主に算数と理科の講師が配置されています。
国語と社会の質問に対しては、紙ベースの質問で対応されます。
浜学園スタッフ監督の下、生徒は各自の学習計画に基づき、主体的・自律的に学習を行います。
登塾前に、その日の学習計画を本人または保護者の方が「成果を創る親と講師の連絡簿」に記入し、持参する必要があります。
毎日のスケジュールを組んで、それをこなしていくスタイルになります。
私の家では、過去のテストの間違った問題を中心に計画を立てる予定です。
ほとんどのご家庭がそうだと思いますが、過去に受けたテストを全てファイルしていて、間違った問題に印をしているのでそれを復習していきます。
こんな感じです。
復習ずみのものを多いですが、繰り返しすることでより精度を上げていきます。
過去のテストは全て保存おくことは大事
親は面倒ですけど、全ての過去のテストをファイルしておきましょう。
できれば、間違った問題をチェックしておきましょう。
間違っていない問題を復習するのは時間の浪費なので、間違った問題は印をつけておくと後々楽です。
夏期講習:国語
今の実力の1ランク上を目指しましょう。ワンランク上とは偏差値5くらい上ということです。
ワンランク上を目指すのは、どの教科も一緒です。
特に夏休みに徹底していく箇所を説明します。
知識、暗記分野の徹底
漢字や知識の迷いを消す!
迷っていると、必ず間違っている方を選んでしまいます。
さらに悩むだけ時間も消費してしまいます。テストだと命取りになってしまいます。
特に知識問題は正解して当たり前の分野になるので、ここでの失点は痛いです。
具体例を挙げると、
発展の「展」8画目→左払いを入れるかいれないか
水蒸気の「蒸」→水ではなく了
預金の「預」→矛ではなく予:感じの意味を考えるとよくわかる
義務の「務」ほこ→予ではなく矛
などです。
迷い始めると間違いの方を選んでしまうので、しっかり覚えておく必要があります。
熟語で大事なのは、数字、色、体、動物などが使われるものです。
第三者
青写真
再三再四
などです。
もう覚える時間は夏休みにしか残されていないのでここでしっかり覚えておきましょう
長文対策
論説文は、科学とか文化とかが出題されます。
一見、大学入試かよ!って思うレベルの難しい問題が出題されますが、突拍子もない論旨の内容は出ません。
数多く問題をやっていると、
これ読んだことある!
って思えるものばかりになります。
大体は、文化や自然、環境などをテーマとして扱うものが多いですね
算数と同じでパターン化される
文学的文章は、暗記が大事になります。
模範解答に出てくることを覚えるとパターン化されていきます。
例えば、言葉を置き換えるというパターン問題は頻出です。
くやしい→やりたいことがあったが、失敗した
というように置き換えていくことになります。
テストの復習、夏期講習の復習、入試レベルの良質な問題にじっくり取り組むことでレベルアップを図ります。
国語の得点を伸ばすまとめです。
☑️ 記憶問題の復習
漢字、熟語、ことわざの迷いを無くすほどに暗記する。
☑️ 長文
パターン化を見抜く、習得する。
特に文学的文章では、表現の言い換えを徹底習得。
夏期講習:理科
理科は暗記できる問題は取りこぼししないよう、差がつきやすい計算問題でどれだけ加点できるかどうかの勝負です。
まず、基礎問題は完璧にします。テキストの復習を重点的に行います。
次に、テストのやり直しです。テストは良質な問題を揃えているので、効果的に復習ができます。
関西の理科は難易度が高いです。
✅化学分野
✅力学分野
が差がつきます。
特に、計算中心の問題は連続する問題も多いので失点すると芋づる式に失点するので要注意です。
熱のはたらき、てことばね、化学計算、滑車、中和計算、輪軸、電気、浮力
これらは、図を書いて整理しながら復習していくことをお勧めします。
理科の得点を伸ばすまとめです。
☑️ 記憶問題の復習
特に受験で最も差がつく化学単元を学習
いろいろな物質の化学的性質
☑️ 計算問題で差をつける
難易度の高い力学単元を学習
自分で図を書く訓練
複合的力学問題の演習
夏期講習:算数
間違えた問題だけを選んで作った自分だけの難問集を夏休みの間にやり遂げることが大事です。
平面図形、立体図形は受験では必須なので、いろんな問題を解くことが大事です。
特にパターン化は大事です。
✅ 比を利用する→辺の比、面積比、体積比をスムーズに変換できるようにする
✅ 合同、相似を見抜く→図の中に隠れている合同と相似を見抜く
✅ 等積変形→面積が同じ図形を利用する
図形では、これらを見抜いていくことが大事です。
文章題では、濃度、商売、速度などなど解き方のパターンを覚えておきましょう。
頻出問題は、解答方法はパターン化されています。
闇雲にひたすら問題を解いてもムラがでちゃいます。
パターン化することで効率化できます。
算数が重要な点は過去記事を参照ください。
こどもを算数好きにするには過去記事をぜひ見てください。
算数は差がつきやすいので、浜学園では他の教科より2倍の時間を割いています。
算数が苦手な人は、パターンを見抜く訓練と練習をしっかりしましょう。
得意な人は、高度な問題を解くことでパターンを見抜く速度、精度を上げたり、パターンでは解けない問題の訓練をしていきましょう。
まとめ
夏休みは、学校がない代わりに、過酷な夏期講習が始まります。
まずは弱点を克服することが大事です。
私の長男は、国語がアキレス腱でした。
夏期講習では、算数と理科は塾で与えられる宿題とテストの復習をこなし、国語に比重を置いて進めていきました。
ただ、スケジュール通りにはいきませんでした。
あれもこれもと予定していましたが、そもそも夏期講習の宿題が多く予定していた復習になかなか手が回らなかったというのが実情です。
それでも国語には力を入れるように配分していました。
特に受験校では筆記が多く設問されていたので、筆記の練習をして本番に備えていきました。
受験校を見据えた練習をしていくのも効果的です。
今回は、浜学園の夏期講習の過ごし方を参照にしながら解説しました。
万人に当てはまるものではないということを念頭におきながら、参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
浜学園の公開テストで高得点を取る方法も公開しています。
ご参考にしていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
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浜学園には長男が通塾中ですが、次男も三男も入塾を予定しています。
安心して自分の子供を預けられる塾です。
関西を中心に、灘をはじめとする最難関中学から難関中学まで幅広く多数の合格者を輩出しています。
☑ 灘中合格者数は2023年は92名で、19年連続38回目の日本一を達成。
☑ 甲陽中学合格者は83名で、13年連続日本一達成。
☑ 星光中合格者数は、100名で6年連続日本一達成。
☑ 東大寺中は150名(6年連続日本一達成)、西大和中は261名(14年連続日本一達成)。
☑ 洛南中は137名(15年連続日本一達成)、洛星中は88名。
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