2026年9月改訂
教育ママうちの子、公文はだいぶ進んでるのよ。入塾テストは大丈夫よね?



入塾テストは、たぶん大丈夫です。ただ、そのあとはまた別の話なんです。
うちの次男は、小3の1月の時点で、公文の算数がH教材(連立方程式)まで進んでいました。入塾テストもかなりの高得点でした。
それでも、小4になると成績はなかなか上がらず、最高レベル特訓算数の受講資格がなくなるのではないかと危ぶまれた時期もありました。
三男は、入塾テストが算数も国語も平均点で、Hクラスからのスタートでした。その三男が、小5の7月にVクラスに上がっています。
公文の進度や入塾テストの結果と、入塾後の成績は、そのまま一致しません。
うちは同じ家で3回、入塾前の時期を迎えましたが、3回とも違いました。この記事では、その3回をもとに、小3から新小4の入塾までに家で何をしておくかを書きます。
浜学園のマスターコースは、小3の2月から新小4として始まります。小3の秋から冬が、入塾テストと冬期講習の時期です。
3兄弟の入塾前|同じ家でも全員違った
長男|公文なしで、小2から浜学園
長男は公文に通わず、家で計算を先に進めていました。小1の終わりには3桁×3桁の筆算ができていました。
ただ、国語にはまったく触れていませんでした。小2で浜学園に入ると、文章題で何を聞かれているのかが読み取れず、国語と文章題に苦労しました。低学年のうちは厳しい成績の時期もあります。



私が算数好きの理系なので、国語を後回しにしたのが、そのまま出ました。


次男|5歳から公文、兄のお下がりで浜学園の問題に触れてから入塾
長男で苦労したので、次男と三男は「まず公文で読み書きと勉強の習慣を作ってから塾へ」と方針を変えました。
次男は5歳から公文に通い、小3の1月に算数H70、国語FⅡまで進みました。
それに加えて、長男が使っていた浜学園の小3のテキストを、時間があるときに少しずつ解かせていました。算数は計算の力でまずまず解けましたが、図や表を使う問題は最初は教えないと解けませんでした。国語は長文に慣れていないので、苦戦しました。
入塾テストはかなりの高得点。そして冒頭に書いたとおり、小4では伸び悩みました。


三男|5歳から公文、野球中心の生活のまま入塾テストへ
三男も5歳から公文に通い、小3の11月の時点で算数はG教材の途中、国語はEⅡの途中でした。生活の中心は野球です。
浜学園のテキストはやっていません。入塾テストの前に、次男が受けた入塾テストのお下がりを何回か解かせただけです。
小3の11月に入塾テストを受けて、算数も国語も平均点で合格。Hクラスからのスタートになりました。冬期講習は嫌がらずに通えましたが、1月の公開学力テストは準備が足りないと判断して見送っています。





同じ家で、同じ親なのに、そんなに違うのね。



理解の速さも、疲れ方も、合うやり方も違いました。上の子のやり方を下の子にそのまま当てはめても、うまくいきませんでした。
公文でできること、公文ではできないこと
公文で身につくのは、計算の速さと正確さ、短い文章を読んで答える力、毎日机に向かう習慣です。
一方で、公文の算数教材は計算の習熟に絞った構成で、図形や文章題は基本的に入っていません。公文の公式の説明でもそうなっています。
うちで別に準備が必要だったのは、次の4つです。
- 文章題の条件を整理する力
- 図形の感覚
- 長文を読んで、選択肢を吟味する力
- 時間制限の中で、初めて見る問題に向き合う力
公文の進度が高いことと、中学受験の問題が解けることは別です。公文の効果と限界、塾に切り替える時期は、こちらに詳しく書いています。


入塾までに家でやること
算数|文章題と図形に少しずつ触れる
入塾前の目安は、四則演算ができて、小数・分数の四則演算までできていることです。ここが届いていないと、塾の算数はかなり厳しいです。
そのうえで、文章題です。問題文を最後まで読む。何を求めるのかに線を引く。条件を整理して、必要なら図を書く。そこから式にします。最初は易しい問題で十分です。できれば浜学園の小3のテキストか、同じくらいのレベルの問題集を使います。
図形は、角度・面積・長さの基礎に少しずつ触れておく程度でかまいません。難しい問題を解かせる必要はありません。
間違えたときは、計算ミスなのか、読み飛ばしなのか、時間切れなのかを分けます。原因によって、やることが違うからです。
国語|読書だけでは足りない
漢字と語彙を毎日少しずつ積みます。文章を最後まで読み、答えの根拠を本文に戻って探す練習をします。
読書が好きな子は、文章への抵抗が少ないのが強みです。ただ、入試の国語は、根拠を本文から探して、設問の形式に合わせて答える技術が要ります。読書量だけでは完成しません。
長男は、ここを何もしないまま入塾しました。
理科・社会|先取りはしない
図鑑を眺める。散歩で植物や虫を見る。旅行で地図を見る。ニュースの言葉を親子で話す。このくらいで十分です。塾が始まってから「聞いたことがある」状態を作っておきます。
時間を測って解く
家で解ける問題でも、時間制限があると崩れることがあります。能力の問題というより、経験の問題です。
短い時間でよいので、時間を測って解く経験をさせます。分からない問題は飛ばして先に進み、あとで戻る練習もしておきます。1問で止まって、後半が白紙になるのを防ぐためです。
入塾テストは、合否よりも「今の力」を見る
2026年9月時点の浜学園公式サイトの案内を整理しておきます。
- 入塾テストは4種類:公開学力テスト(毎月第2日曜・有料)、総合型無料トライアルテスト(年4回:2月・6月・11月・翌1月・無料)、土曜入塾テスト(毎週土曜14時30分・無料)、特別扱い入塾テスト(各教室で都合に合わせて・無料・要予約)
- 不合格でも再受験できる(3ヶ月間に2回まで)
- 前年10月の公開学力テストから、新年度の入塾希望者を塾生として登録する「プール制度」があり、公開学力テストの無料受験や新年度の準備プリントなどの特典がある
日程や特典は変わることがあるので、受ける前に公式サイトか教室で確認してください。
入塾テストで見るのは、合否とクラスだけではありません。
- 時間が足りたか
- 取れるはずの問題を、どこで落としたか
- 算数と国語で差があるか
三男は小3の11月に受けました。計算は進んでいましたが、塾の文章題を読んで解けるかは、正直なところ親にも読めませんでした。結果は平均点でHクラス。これが三男の出発点になりました。



合否より、今どこにいるかを知る機会として使いました。
冬期講習で慣れる|三男、浜学園に出荷される
三男は入塾テストのあと、冬期講習から浜学園に通い始めました。
ブログには「三男、とうとう浜学園に出荷される」と書きました。まさにそういう気分でした。時期が来たな、と。


三男が入った2024年の冬は、冬期講習までに入塾を決めると講習料が無料になり、浜学園の特製リュックがもらえる特典がありました。数万円する冬期講習が無料になるのは大きかったです。ただし、これは当時の特典です。今の特典は公式サイトか教室で確認してください。2026年9月時点の公式サイトでは、春・夏・冬の講習会は塾生以外も参加できると案内されています。
冬期講習で確認できるのは、塾の雰囲気、授業の速さ、宿題の量、通塾の負担、そして本人の反応です。新小4が始まる前にこれが分かるだけで、スタートはかなり楽になります。
冬期講習で急に成績が上がったり、いきなり上のクラスに入ったりはしません。まず慣れる期間だと考えた方が、親も子も楽です。
入塾テストと公開学力テストは別物
入塾テストは、塾に入れるかどうかを見るテストです。上位の子はほぼ満点を取ってくる難しさです。
公開学力テストは、塾の中での立ち位置を見る実力テストで、普通に難しいです。クラスもこのテストの影響を大きく受けます。
次男は入塾テストが高得点でしたが、小4では成績が伸び悩みました。公文が進んでいても、公開学力テストの算数で苦戦することはあります。



じゃあ、最初のテストが悪かったら、向いてないってこと?



そうとは限りません。長男も低学年は厳しい成績でしたが、最後にはかなり伸びました。問題文を読む力やテスト中の集中力は、あとから伸びてきます。
伸び悩んだ次男が小5からどう上がっていったか、平均点でHクラスから始めた三男がVクラスに上がるまでどう動いたかは、成績記録の部屋に月ごとに書いています(有料)。兄弟別に分かれているので、気になる方から読めます。
→ 三男の記録|2028年組・現在進行形
→ 次男の記録|2026年組・最難関に挑んだ全記録
生活を組み替える|公文はやめ、習い事は残してよい
新小4が始まると、授業・宿題・テストで生活は一気に忙しくなります。
うちは、次男も三男も、塾が始まる小3の2月で公文をやめました。併用はしていません。週3回の塾が始まると公文を足す時間がないこと、算数はG・H教材まで進めば受験の計算範囲はほぼ終わっていること、浜学園には計算テキストと受験向けの国語があることが理由です。
習い事は別で、一律にやめる必要はありません。三男は野球を続けています。
小3のうちに決めておくのは、次のことです。
- 睡眠時間を削らない前提で、1日の枠を確認する
- 学校・遊び・習い事・送迎の時間を書き出す
- 塾の授業と宿題の時間を、先に確保する
- 送迎・丸つけ・声かけを、家の中で誰がやるか決める
- 宿題とプリントの置き場所を決める
時間は、先に確保しておかないと、あとから捻出できません。教材を増やすのは、そのあとで十分です。
入塾前のチェック
全部できている必要はありません。足りないところを親が知っておくことが、新小4からの伴走で一番役に立ちます。
- 計算:小数・分数の四則演算までできるか → 足りなければ毎日の計算を続ける。速さより正確さから
- 文章題:文章を読んで、自分で式を作れるか → 易しい問題で「読む→整理→式」を練習する
- 漢字・語彙:学年相当の漢字が書けて、知らない言葉を確かめる習慣があるか → 毎日少しずつ
- 時間制限:時間を測って解いた経験があるか → 短い時間のテスト形式に慣れる
- 生活の余白:睡眠・遊び・習い事・送迎に余白があるか → 塾と宿題の時間を先に置いて確かめる
- 本人の様子:嫌がっていないか、疲れていないか → 詰め込みすぎのサインを親が見る
小3でやらなくてよいこと
- 問題集を大量に買い込む
- 最難関レベルの難問を先取りさせる
- 入塾テスト対策だけの詰め込み
- 睡眠時間を削る
- 習い事を一律に全部やめさせる
- 兄弟と同じ進度・同じやり方を押しつける
小4から小6まで、塾の生活は長く続きます。小3の時点で親子とも疲れ切るのは避けたいところです。
まとめ
- 公文の進度も入塾テストの結果も、入塾後の成績とはそのまま一致しない
- 公文で作れるのは計算・短文読解・習慣。文章題・図形・長文・時間制限は、入塾前に少しずつ触れておく
- 入塾テストは今の力を知る機会、冬期講習は慣れる期間として使う
- 塾が始まったら公文はやめる。習い事は残してよい。時間は先に確保する
長男で苦労したので、次男と三男は公文で習慣を作ってから入塾しました。それでも3人とも、入り方もその後の伸び方も違いました。



小3は、焦りすぎず、何もしないわけでもなく。うちにはそのくらいの距離感が合っていました。
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