合格発表の時期になると
「中学受験の勉強はやりすぎ!」
と言う意見がちらほら出てきて議論を呼ぶのが毎年の風物詩ですね。
遊ぶことをさせず、小5から勉強づけ。
果たしてこれがいいことかどうか?
個人的には、
小5から友達と遊ぶことはゼロで、睡眠時間を削って受験勉強は反対
です。
ただ、どこかの時期では遊ぶことをやめて受験に専念しないといけない時期はきます。
少なくとも小6の夏以降はそんな感じになります。
睡眠時間は最後まで最低8時間は確保したいです。
小6になるまでは9時間は確保したいところです。
睡眠時間を削って勉強するのは非常に効率が悪いですし、眠い状態で授業を受けても頭に入って来ないです。
宿題の効率も上がりません。
受験本番の多くは、朝からなので夜型になっても力を発揮できなくなります。
塾から帰ってきたら速やかに寝かす準備が必要です。
とはいえ、中学受験をしない家庭から見ると、いくら上記のように睡眠時間を確保しながらの受験勉強でも
「異常」
に映るかもしれません。
私自身も妻も中学受験をしていなかったので、ものすごい勉強量に戸惑っていました。
ただ、もし受験勉強をしていなかったらどうでしょうか?
スポーツでもしていなかったら、ゲームやらYoutubeなどで時間を浪費していたと思います。
その無駄のような「ぼーっとする時間」に意味があるんだ!と主張する人たちもいますが、大体、そのような時間を過ごす人たちは後で苦労するか、埋もれていきます。
中には「ぼーっとする時間から、色々な発見をした!」と言う人もいるでしょうが、ごく少数の天才です。
それを当てにして我が子をそのように自由にさせてもおそらく芽が出ず終わるでしょう。
では、スポーツをさせていたらどうでしょうか?
スポーツは勉強より過酷だと思います。
特に三男が少年野球をするようになってから実感しています。
勉強、特に中学受験は、誰でも望めば難しい試験を受けられますし、灘中学だってどんな能力でも受けることは可能です。
つまり、
勉強は能力に関わらず機会が与えられる
ことが多いのです。
スポーツはどうでしょうか?
特に、野球やサッカーなどのチームスポーツは機会が与えられずに終わることもよくあります。
どんなにうまくても、自分よりも上手い人がいたら試合に出ることすらできません。
つまり、
スポーツはどんなに能力があっても機会が与えられずにおわる
ことがあるのです!
監督の好みではないと言うことで外されたりもします。
おそろしい世界です。
そんなスポーツの世界も過酷です。
毎日、チーム練習はなくても、自主練や個別指導、塾などがあります。
「究めようとする人」は、中学受験も顔負けで努力しています。
家に帰ったら遊ぶまもなく、父親と練習という子もいるようです。
(父親は何をしている人なのか謎ですが)
もちろん、中には親が強要してイヤイヤやっている子供もいるでしょう。
スポーツも勉強と一緒で必ずしも子供が主体というわけではないです。
まぁ、何にせよ、上を目指そうとすればするほど、何かを犠牲にしないといけないのです。
中途半端にやると、それなりにしかなれません。
勉強は、嫌いな人が多いから
「小さい頃から勉強はかわいそうだ!」
っていう意見が鳴り止まないのでしょう。
しかし、勉強が得意な層からしたら
「そんなことない」
となるのかなと思います。
偏差値ゲームが楽しい層もいますし。
小さい頃に何かに打ち込むっていうのも大事なことかなと思います。
・努力してもなかなか上手くいかない
・やってもやっても上がいる
そういう経験を小さい頃にして、今は劣っていても諦めずに上を目指していく人が将来羽ばたくのだと思います。
勉強でも、スポーツでも、芸術でも。
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