【中学受験】伴走の距離感〜我が家の実例〜

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今回は、中学受験における親の伴走の距離感について我が家の実例を入れながら書きたいと思います。

ぱぱりん

我が子にどんな感じで伴走していったらよいか難しいですよね

時々、

『親から「勉強しなさい」と言われたことがない』

という成功者がつぶやいていることを見かけることがあると思います。

また、

『私は子供に「勉強しなさい」と言ったことはない』

という子育ての天才とも言えるような親御さんのつぶやきをみたことがあると思います。

ぱぱりん

まぁかなりのレアケースでしょう

現実的には、中学受験を目指していれば、

「勉強しなさい!」

と、少なくとも一度はいったご家庭がほとんどだと思います。

私は隠すつもりもなく、

ぱぱりん

もちろん、私も言っちゃってます。

言わないなんて到底無理でしょう。

では、中学受験では、どのように子どもに対応すればよいでしょうか?

「伴走の仕方は子どもの性格による」といってしまえばそれで終わってしまうのですが、今回は我が家の実例を書いてみたいと思います。

目次

2023済の長男の場合

長男は、勉強へのモチベーションが低かったということもあり、

「勉強しなさい」

と結構いっていました。

ぱぱりん

まぁ、今でも言っていますが(笑)

まぁ自ら勉強するということは小6になるまではほぼありませんでした。

「今日は算数の宿題をここまで終わらせる」

というような感じで、塾の宿題をいつにどこまでやるのか指示しないとしませんでした。

かと言って、めちゃくちゃ強く強要はできませんでした。

というのも、私も妻も公立中学→公立高校で中学受験の経験がなかったため、小学生が何時間も塾で勉強して家で宿題をするというのがどこか「酷だ」と考えていたからです。

まぁ、なるようにしかならないと考えていました。

ただ、少なくとも塾の宿題はきちんとこなすように、伴走をしていました。

具体的には、

「算数の宿題は何曜日に半分はする。」

「国語の宿題は間違ったところを⚪︎回は書いて復習する。」

という感じです。

最高レベル特訓と呼ばれる難易度が高い算数の授業は小4までWebだったのですが、Webで授業を受けるときはなるべく側で見守るようにしていました。

ぱぱりん

わからないところをすぐに質問できるようにです。

なかなか自ら勉強するという習慣が身につきませんでしたが、

「少なくとも塾の宿題や課題はこなす」

という方針である程度スケジュールをコントロールしながら伴走を続けていきました。

まぁ、時に、

「もうやりたくないっ!」

ってテキストを投げたりしていました。

特に私が不在で、妻だけの時に。

ぱぱりん

まぁ妻に当たることで、ストレスの発散方法の一つだったかもしれません。

妻は全然厳しくないので、受け止めて、なだめて塾に送り出していました。

ぱぱりん

父も母も厳しかったら吐口がなくなるので、どちらかが吐口になれるほど優しい存在としてある方が良いでしょう。

繰り返しになりますが、

☑️ スケジュール管理

→塾の宿題をいつ、どれくらいやる必要があるのかを具体的に指示

☑️ 塾の難しい課題はそばにいてあげる(可能な限り)

→最高レベル特訓の算数Web授業、公開学力テストの復習など質問があれば一緒に考えて答えてあげる

を小2から小4までは伴走していました。

そうしていくと、小5くらいから変化が見え始めました。

塾で仲のよい優秀な友達もたくさんできてきて、その周囲の雰囲気に感化され勉強することの大事さを徐々にわかってきた感じが出てきました

ぱぱりん

親が言うより、周りの友達の影響は大きいなと感じます。

徐々に上のクラスに行きたいし、維持したいという発言がみられるようになりました。

小6の夏休みを迎える頃には、

「夏休み中は遊ばなくて当然や」

といって夏休み42日間、全く遊ばず塾漬けの生活を送ることが可能なレベルまで到達しました。

ぱぱりん

夏休みは一度も休むことなく夏期講習、レギュラーの授業、模試など全て予定通りこなしました。

仲が良くなったお子さんには灘中学を目指すお子さんも多く、かなり影響を受けていたようです。

ぱぱりん

同じ小学校ではありませんでしたが、かなり仲良くなっている様子でした。

そして、マウントを取り合う感じではなく、一緒に頑張っていこうというような雰囲気を感じるお友達たちでした。

テストで得点できる楽しさも感じるようになってきたのか、テスト前もすこしずつ気合いが入るようになってきたのが「7冠特訓」と呼ばれる関西最難関中学を目指すお子さんが集う模試を受け始めた春くらいからでした。

その模試で好成績を取れるようになってくると嬉しそうに結果を見せてくれるようになってきました。

ぱぱりん

以前は、テストの結果が悪いとリュックの奥底にくしゃくしゃになって葬り去っている感じでした(笑)

そして、小6の秋以降に開催される「志望校別模試」では、全5回中4回はA判定を目標として積極的に勉強をこなしていくようになりました。

ぱぱりん

1回目がベスト10に入り、そこから自信がついて来たのか5回中5回ともA判定で終えることができました。

小6の秋以降は、そのまま息切れすることなく愚痴もいわなくなり別人かと思うほどの変身ぶり。

その頃から、あまり「勉強しなさい」は言わなくなった気がします

本人が自覚し目標を設定しないことには自走はかなり難しい

ということに尽きます。

それまでは、できるだけ付き合って伴走してあげたのがよかったと思います。

ぱぱりん

自覚が芽生えた頃には、もうすでに取り返すことができなほどの差ができていてはいけないので、なんとか挽回できるくらいに学力を保てるよう伴走するのがよいでしょう。

長男(自分から勉強しないタイプ)の場合のポイント

スケジュール管理はマスト

ただし、無理ない程度に。

「これだけは最低限こなす」と親子ともに納得できる最低ラインを決めておく。

難しい課題はできるだけそばで見てあげる

すぐに質問できるように。

友達は重要

賢い集団にいると、いい影響を受ける→賢い集団に少しでも近づけるように伴走が大事

いい意味でライバルがいるとなお良い。

友達の影響は親の「勉強しなさい」より効果は大きい。

なかなか一筋縄には行かなかった長男ですが、根気強く伴走しそれに応えてくれたのでよかったと思っています。

今では、勉強の大事さを少しは理解できたのか鉄緑会にあまり文句を言わず通塾しています。

2026受験予定の次男の場合

次男は長男よりも学問に対するモチベーションが高いです。

おそらく、兄である長男をそばで見てきているから勉強することの重要性を理解しているのだと思います。

ぱぱりん

特に長男には負けたくないと思っているのを感じます。

小4から浜学園に通っているのですが、それまでは5歳から公文式に通っていました。

公文式に通っている時から、新しいことに進むことへ抵抗なく淡々とこなしていく感じです。

特に躓くことなく小3までにH教材(中2相当)まで到達していました。

ぱぱりん

次男には長男ほど勉強しないさいとは言いませんでした。

それでも、ゼロっていう訳ではないのですが、「勉強しなさい」と言ったとしてもさほど嫌がることなく必要なことだと認識しているようです。

小4で浜学園に入塾してから

「より高いレベルを目指す」

という闘志がめらめらしています。

どうやったら得点を取れるようになるのか、どうやったら次のステージに進めるのかをよく考えています。

こういう感じなので、

「次に何やったらいい?」

と聞いてきたりします。

まだ、自分でこれをやったら良いというのが分かってはいないので、

「これをやったらいいのではないか?」

と具体的に指示してあげるようにしています。

先月の公開学力テストでは、好成績だったため俄然やる気に満ちています。

ぱぱりん

前回よかったことで塾の点取りゲームにハマってきた様子です。

この点取りゲームで高得点を撮るための勉強なら苦にならないという感じです。

次男を見ていると、結局のところ、

『塾のテストを本人の中でゲーム化できるかどうか』

というのが大事な要素のひとつだと思います。

こうなってくると、ゲームなので自走していくようになります。

長男の時と違って、最高レベル特訓の算数はWebですが放っておいても集中して授業を受けています。

そして、最高レベル特訓のテキストの問題を全てとき、テストも集中して自宅で受けています。

「どれくらいの順位なのか、本当はWebじゃなくて授業を受けてみたい」

とも言い出しています。

さらに、

「早く次の公開学力テストを受けたい」

とも言い出しています。

どうしても灘中特訓を受けられる資格が得られる50位以内に行きたいようです。

ただ、かなり険しい道なので何度も心を折られるとは思いますが、完全に折れないように声かけしていきたいと思います。

次男(勉強意欲があるタイプ)の伴走のポイント

✅ 勉強意欲があるといっても伴走ゼロではいけない

→効率よく成績、偏差値や順位を上げられるように「ここをやったらどうか?」などのアドバイスは必須

というのも、いくら意欲があっても結果が出ないといつかは心が折れてしまうから

✅ 目標を一緒に定めてあげる

→「次は〇〇位を目指そう」「偏差値〇〇を目指そう」など、ゲーム感覚で順位や偏差値の目標設定ができるとよい。

さらに、具体的に「〇〇分野は得点できるようにしよう」などと具体的に目標設定すると子どもは進みやすくなる

次男は親として2回目の中学受験ということもあり、長男より進めやすいのは確かです。

ぱぱりん

こういう点では長男は不利かなと感じます。

まぁ、元々の性格というのもありますが。

ただ、浜学園のトップ100の戦いはかなり熾烈だし、ずっと脱落せずに維持するのはかなり大変だと思います。

効果的なアドバイスをしながら、心が折れないよう伴走していきたいと思います。

2028受験予定の三男の場合

三男ということもあり、勉強に関しては放置気味になってしまっています。

ただ、長男と次男は勉強に関してのある程度の目処が立っているのですが、三男については全くの未知数です。

ぱぱりん

幼少期にかなり不安を抱えていたので、公文に通えているだけで御の字と考えているのですが、、、

ただ、欲というのは怖いもので、出来れば長男や次男と同じように勉強をある程度できるようになってほしいという気持ちが湧いてきています。

三兄弟で自分だけが劣っているという感情を抱かせたくないという気持ちもありますし。

そこが全員男兄弟を育てていく難しさだと思います。

放置気味ではありますが、次男と同じようにくもんに通わせています。

長男と次男に割かなくてはいけない時間が大きいため、三男はどうしても放置気味になっています。

くもんプラスαのプラスαがなかなかできていません。

通っているくもん教室は、宿題を1回で10枚程度しか出してくれないためすぐ終わってしまい、長男と次男の勉強を見ている間にいつの間にかどこかに行ってしまいます。

ぱぱりん

人知れず身を隠す術には長けています(笑)

この夏休みも、あまり勉強している様子はなく毎日MLBで大谷翔平を観ていたようです。

ぱぱりん

そろそろ長男のお下がりの浜学園のテキストをやらせないと…と思っていますが、なかなかできていないです。

それでも、勉強はしないといけないというのは、上二人を見ていて理解しているようでくもんは文句も言わず頑張っています。

とにかく、4年生になって浜学園でスムーズについていけるように助走をつけていきたいと思っています。

ぱぱりん

最初で躓くとうまくいかなくなる可能性もあるので。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回は、我が家の伴走方法について書いてみました。

少しでも参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

⭐︎中規模病院で勤務医をしています。
⭐︎子供は男の子が3人いて、遊び、ふざけ、いたずらでカオスな毎日を送っています。
⭐︎子どもの中学受験を通じて、子育てや受験に関しての情報発信を行なっています。
⭐︎好きな教科:算数、理科、数学、物理、化学とゴリゴリな理系マッチョです。

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