2026年9月16日大幅改訂
今回は、公文式を習っているお子さんが、どのタイミングで浜学園などの進学塾へ切り替えるべきなのか、私見を述べたいと思います。
教育ママ公文はずっと続けてるんだけど、塾にはいつ切り替えればいいのよ?早いほうがいいの?



これ、本当によく聞かれます。
結論から言いますと、
小学3年生の2月、つまり新小4から塾に切り替える。
です。
そして、切り替えたら公文はやめます。算数でも国語でも、塾と公文の併用は基本的にしません。まず塾に専念する。まさにこれに尽きます。



我が家は次男も三男も、浜学園が始まる月に公文をやめて、塾に切り替えました。
ただ、公文を否定しているわけではありません。むしろ逆です。
公文式は、勉強の習慣づけなどの点から、幼稚園くらいの幼少期から始めるのが良いです。塾に行く前に公文で基礎を固めて、そこで切り替える。これが我が家のベストです。
幼児教育としての公文の良さは、過去記事に書いています。


- 塾への切り替えは小3の2月(新小4)
- 切り替えたら、公文はやめる(どの教科も併用しない)
- 入塾までの目安は、算数のF教材。G・Hまで進めば計算は十分
- G・Hに届いていなくても、入塾を遅らせてまで待たない
切り替えは小3の2月(新小4)
公文から塾に切り替えるのは、小学3年生の2月、新小4の開始です。
理由は、今の中学受験塾のカリキュラムが、小4から始めて間に合うように組まれているからです。小4から始めて受験に間に合う、というモデルケースが出来上がっているんですね。



浜学園も、新小4の授業は小3の2月に始まります。
逆に言うと、それより前に慌てて塾へ移る必要はありません。
長男は小2から浜学園に入りました。ただ、次男と三男の経過を見ていると、勉強の習慣、鉛筆の持ち方、集中力といった土台は公文で作れます。長男も新小4からで良かったと、今は思っています。



小3の1月までは、公文で土台を固める時間に使えるということです。
我が家の流れを並べると、こうなります。
公文を始める。鉛筆の持ち方と、机に向かう習慣がつけば十分。進度は気にしない
続ける。枚数が多すぎないかだけ見る
続けながら、塾の開始時期・入塾テスト・体験の日程を調べる
入塾に向けて仕上げる。算数がF教材に届いているかが目安
公文は終了。塾に専念する



次男も三男も、この2月が公文との別れの月でした。
公文で得られる力と限界
切り替えたら公文はやめる、と書きました。その理由に入る前に、公文で何が身について、何が身につかないのかを分けておきます。
- 計算の速さと正確さ
- ひらがな、カタカナ、漢字の読み書き
- 短い文章を読んで設問に答える力
- 毎日机に向かう学習習慣
- 間違いを直す習慣
- 自分から教材に向かう経験
- 図形
- 場合の数
- 条件が複数からむ文章題
- 初見の問題を考え続ける力
- 入試レベルの長文読解
- 記述
- テストの時間配分とテスト慣れ
上は公文で伸びました。ただ、下は公文の教材の中には出てきません。



公文の欠点というより、そもそも守備範囲が違うという話です。下側は塾で鍛えます。
鉛筆の持ち方やリビング学習など、公文で身につく力は、次男と三男の経過を書いた記事に詳しくあります。


塾と公文を併用しない理由
理由は4つあります。
① とにかく時間がない
小4になると、塾がいきなり週3回始まります。
次男の場合、浜学園のレギュラー授業が算数・国語・理科の週3日。さらにWebで最高レベル特訓の算数も受けていました。



塾の日は授業、塾のない日は復習と宿題。これで1週間がほぼ埋まります。
そこに公文を週2日足すのは、正直かなり無理があります。非常にしんどいです。1日だけにしても、結構きついです。
しかも公文の宿題は毎日あります。「週2日」では済まないんですね。



公文と塾の両方の丸つけをしていたら、親は夜じゅう採点係です。
ちなみに次男は、家から近い公文教室に通う日々よりも、塾終わりに「自動販売機でジュース買っていい?」と電話してくるのが憧れだったようです。



忙しい毎日でしたが、本人が活き活きしていたのが救いでした。
② G・Hまで進めば、公文の役目は終わり
公文の算数は、G・H教材まで進めば、中学受験で使う計算の範囲はほぼ網羅できます。
一方で、G・Hから先は中学受験に出ない範囲に入っていきます。進めば進むほど、中学受験から離れていくわけです。



受験の準備としては、G・Hで十分です。それ以上は、もはや別の旅になります。
③ 届いていなくても、塾が代わりをしてくれる
では、G・Hにたどり着いていなかったら、続けるべきか。
これも我が家は「公文をやめて塾に入る」です。
浜学園では、計算は計算テキストでやります。国語も、中学受験に特化した問題を解いていきます。



結局、計算も読解も塾でやるので、公文を並列させる意味がなくなってしまうんですね。
④ 目安は「入塾までにF教材」
とはいえ、入塾前の到達度は気になりますよね。
我が家の目安は、入塾までに算数のF教材(分数の四則計算)まで到達しておきたい、です。
年中から公文を始めて、入塾時点でFに届いていないと、算数という観点では中学受験が少し厳しくなるのかなと思います。
もちろん、公文を始めた時期によって話は変わります。



まぁ、一つの目安くらいに思ってください。



F、F……うちの子、まだDなんだけど。



な、何年生かによります汗汗
では、FやGでは何を学ぶのか。KUMON公式の情報で見ていきます。
入塾までにどこまで進める?F教材・G教材の中身(KUMON公式)
我が家がひとつの区切りに置いたF・G教材について、KUMONの公式サイトに書かれている内容は次のとおりです(2026年7月時点)。
| 教材 | 学習内容(単元) | ねらい |
|---|---|---|
| F教材 | 3この分数のかけ算・わり算/3この分数のたし算・ひき算/4こ以上の分数計算/分数と小数 | E教材で高めた分数計算力をさらに発展させ、四則が混合した複雑な分数計算をこなす力を養成し、G教材へ進める力をつける |
| G教材 | 正負の数の加減/正負の数の四則/文字式の計算/1次方程式 | F教材までの分数計算力をもとにして、正負の数の計算力、文字式および方程式の計算力をつけ、H教材に進める力をつける |
ここで一つ、正確に書いておきたいことがあります。KUMONの公式ページには、F教材・G教材が「何年生相当」なのかは書かれていません。学校の教科書との対応表は公式に用意されていますが、そこには「おおよその目安としてご覧ください」と注記されています。



我が家も「G=中学1年生レベル」と呼んでいますが、これは公式の定義ではなく、目安の呼び方です。
Gまで進むと方程式が使えるようになります。方程式ができると、中学入試で解ける問題の幅が広がります。方程式の概念が分かっていないと解けない問題も出てきます。



ただし、G教材は我が家が置いた目安であって、入塾の必須条件ではありません。終了を待って塾の開始を遅らせないでください。塾の開始時期のほうが動かしにくいからです。
国語の進みが遅いのは、仕様です
公文の国語は、AⅠ・AⅡのように一つの教材がⅠとⅡに分かれていて、それぞれ200枚あります。
つまり、同じAやBでも、国語は算数の倍の量があるわけです。



だから、算数より進みが遅いのは当たり前なんです。
そして、国語の進みが遅くても、中学受験に大きく関わるわけではありません。気にしなくてよいです。
長男の場合(公文なしで、小2から浜学園)
長男には、小学2年生までに家庭学習で九九を教えていました。



小学1年生の終わりくらいには、3桁×3桁のかけ算は習得していました。


1年生の間に九九ができていれば、浜学園2年生の授業やテストも問題なくできるだろうと思っていましたが、現実は厳しいとすぐにわかりました。
計算はまずまずできるものの、国語をまったくやっていなかったので、算数の文章題の意味を理解することに苦労しました。
私自身が算数好きの理系ごりごりで、「算数(数学)>>>>>>国語」という考え方が遺伝してしまっています。



大学受験のころは「大学への数学」の激ムズ付録問題に毎月応募して、2位と3位を数回ずつ取りました。賞品のバインダーはまだ持っています。子どもが大学受験するときに自慢してやろうと思ってます(抜かれてるかもですが)。





自慢はいいから、長男の話を続けなさいよ。(煽)



は、はい汗
この「算数好き・国語嫌い」が影響して、長男も「算数>>>>国語」という状態になりました。
算数はそれなりにこなしていましたが、国語は最後まで足を引っ張りました。



まぁ5年生までは外遊び大好きで、そもそも勉強がいやいやだったので、余計に伸びませんでした。
文章を読解できる力がないと、算数の文章題で何を聞かれているのかが分かりません。
「公開学力テスト」と呼ばれる実力テストでは、小学2年生でもこのような問題が出題されます。





いくら計算力があっても、これは解けません。
中学入試は、計算問題はほとんど出題されず、大部分が文章題です。国語力が非常に大事だと分かります。
今となってみれば、長男も新小4の入塾までは公文をやらせておけばよかったかなと思います。
国語の苦手だけでなく、勉強の習慣や鉛筆の持ち方も含めて、いきなり浜学園より、公文から入ったほうが良かったのかもしれません。



ただまぁ、結果論なので、どちらが良かったかは比べられません。
次男の場合(年中から公文、新小4で浜学園)
長男の浜学園の宿題を教えるのが大変で、次男に割く時間も気力もなかったので、公文式の力を借りることにしました。



幼稚園年中の5歳から、算数と国語の2教科、週2回で通い始めました。
算数は、始める前に2桁程度の足し算・引き算ができるくらい。国語は、ひらがなが読めて、ある程度は書けるくらいでした。



それでも、まずは点と点を結ぶような単純作業から始まります。
最初は「こんなこと意味があるのかな?」と思うのですが、いろんな意味で大事なことだとわかってきます。
繰り下がりのある引き算で止まったり、教室の方針で同じところを何度も繰り返したりもしました。



「遅々として進まない」は、はっきり言ってかなり苦痛です。親のほうが先に心が折れかけます。
それでも、ほぼ365日、宿題と間違い直しを続けた結果、こう進みました。
- 算数:小1の9月にC200/小2進級前にE80/小2の9月にF80/小3進級前にG
- 国語:小1の9月にBⅡの170/小2進級前にCⅡの200/小2の9月にDⅡの30/小3進級前にEⅡ
算数はG教材まで到達すると、マイナスの概念や方程式まで習得できます。
浜学園の算数の問題集を見ていると、低学年から方程式が分かればすいすい解ける問題が結構あります。
たとえば、
5×□+4×5−6×3=22
というような問題が、小学2年生の浜学園の問題集には出てきます。



方程式の概念なしに教えるのは、一苦労なんです。
そして、小3の1月時点での最終到達点はこうでした。
- 算数はH70(中2レベル:連立方程式)
- 国語はFⅡの100(小6レベル)



連立方程式まで到達すると中学受験にそこそこ有利になると思っていたので、目標は達成できました。
2月から浜学園が始まり、公文はここでやめました。


公文の国語で何が伸びたか
幼稚園のころは、ひらがなやカタカナを書く練習から始まり、並行して短い文章を読む練習も始まります。
進むにつれて、読む文章が少しずつ長くなり、設問も少しずつ難しくなります。



算数と一緒で、コツコツと積み重ねていく感じです。
公文の国語は比較的短い文章から設問が出されるので、入試の長文問題にすぐ太刀打ちできるものではありません。
しかし、算数や理科の文章題では非常に力を発揮します。
算数も理科も、文章題はその問題が意図するところを理解しないと解けません。



短い文章が示唆する意図を理解する力。ここで公文の「短い文章の読解」が効いてくるわけです。
公文式の国語は短い文章で問題が構成されているが、「算数」や「理科」の文章題で力を発揮する。
公文しかやっていない段階で、次男に浜学園の問題を解かせてみた
公文でどれくらい浜学園の問題が解けるのか興味があり、小学2年生の冬くらいから、長男が使っていた小学3年生の浜学園のテキストを次男に解かせてみました。



算数は、公文で基礎ができているので、まずまずできました。
図や表を駆使する問題は最初は解けなかったので教えましたが、小数や分数の問題は問題なく解けていました。
ただ、国語はやや苦戦しました。
3年生になってから同じ時期の公開学力テストを解かせたところ、かなり苦戦していました。



長文の練習をしていないので、時間配分にも問題形式にも慣れていなかったのだと思います。
公文はあくまで計算と短文の読解なので、文章問題や図形、長文にはかなり弱いです。次男も例にたがわず、入塾後も文章問題には苦労しました。
私自身も反省して、国語のテキストで長文に慣れさせてから、改めてテストをすることにしました。



あら、公文の国語をあれだけやっても長文はダメなのね。(煽)



そ、そうなんですが、、、だからこそ塾に切り替えるんです(キリッ)
三男も次男と同じように、年中から新小4まで公文に通い、そこで浜学園に切り替えました。ただ、進み方は次男とは違いました。同じように育てても、兄弟で理解の速度も、合う方法も違います。



上の子の進度を、そのまま下の子に当てはめないほうがいいと思っています。
やめるまでの段取り
やめると決めたら、やることは多くありません。
- 塾の開始月を確認する。浜学園の新小4は小3の2月。他の塾は開始月が違うことがあるので確認を。
- 公文の最終月を決める。我が家は塾が始まる月でした。
- 公文の先生に早めに伝える。
- やめたあとも、計算、漢字、語彙、読書、間違い直しの習慣は、塾の宿題の中で続ける。公文をやめることと、習慣を捨てることは別です。
いつもお世話になっております。○月から中学受験塾に通うことになりました。塾に専念させたいと考えておりますので、○月末で退会させていただきたく、ご連絡いたしました。これまで丁寧にご指導いただき、本当にありがとうございました。
※これは記入例です。退会の手続きや連絡の期限は教室によって案内が異なるため、通っている教室にご確認ください。



年中からずっとお世話になった先生です。やめる月は早めに、きちんと伝えましょう。
よくある質問
Q. 公文から塾には、いつ切り替えればいいですか?
小3の2月(新小4)です。今の塾のカリキュラムは小4から始めて間に合うように組まれています。我が家は、切り替えと同時に公文をやめました。
Q. 算数だけ、国語だけ残してもいいですか?
我が家はどの教科も残しませんでした。計算は塾の計算テキスト、国語は受験向けの問題で、塾がカバーしてくれるからです。
Q. 公文をやめると計算力が落ちますか?
何もしなければ、速さは落ちます。ただ、落ちるのは公文をやめたからではなく、毎日計算しなくなるからです。塾の計算練習を毎日続ければ維持できます。
Q. 公文だけで中学受験対策はできますか?
できません。公文の教材には、図形、場合の数、条件が複数からむ文章題、入試レベルの長文読解、記述が出てきません。公文は基礎を作るところまでで、そこから先は塾で鍛えます。
公文をやめて浜学園に切り替えたあと、成績が実際にどう動いたか。次男の入塾後の成績は、次男の成績記録にだけ置いています。


まとめ
今回は、公文から塾へいつ切り替えるか、について書きました。
結論は、新小4で塾に切り替え、そこで公文はやめる、です。
長男は公文なしで浜学園に入り、国語で苦労しました。次男と三男は公文で基礎を作り、入塾と同時にやめました。どちらが正解だったかは分かりませんが、兄弟の差を見てきた上での、我が家の結論です。



な、なるほどね。公文の先生に、塾が始まる月を伝えてくるわ。



わ、わかっていただけて何よりです!
塾に切り替える前に何をしておくべきかは、こちらにまとめています。


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最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。










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