今回は、長男が小学校2年生から6年生の計5年間にかかった塾の費用を大公開いたします。
中学受験をするにあたって大きなネックになる部分だと思いますが、実際どれくらいかかるのか?というのはなかなか知ることはできません。
実際、どの塾のホームページを見ても、どれくらい必要なのか概算が明示されていません。
というのも、
✅どのコースに所属するのか?
✅オプションをどの程度選ぶのか?
✅何年生から通塾するのか?
などで値段が変わってくるからです。
通常講義のWeb版を選択する場合でも値段が変わってきています。
おそらく、それを理由におおよその費用も明示されないのだと思います。
今回、長男が受験を終えたので、かかった費用を大公開いたします。
これから中学受験を志す親御さんはこころしてご覧ください(笑)
多少、ホラーかな?と思うような値段が出てくるかもしれません。
もう1円単位まで細かく書きますので、ぜひ参考にしてください。
特に長男は小4年生からは、ラーメンで言うところの「全部盛り」に近い講座を受講しているので参考にしやすいと思います。
それでは、張り切って公開していきます。
小学校2年生
私の長男は、小学校1年の2月から浜学園に通うようになりました。
中学受験の塾は、基本的に2月が開始月となります。
受験が6年生の1月なので、それを基準にしているからです。
小学生1年2月まで塾や公文などの勉強系の習い事はしていませんでした。
なぜ浜学園に通うわせるようになったのかは、以下の記事を参考にしてください。
当時は、公文にするか浜学園にするか悩みました。
科目 | 頻度 | 費用 | |
浜学園 | 算数と国語(基本) | 週1回 2.5時間 | 月22,000円前後(+季節ごとの講習代) |
公文式 | 算数と国語(一つでも可) | 週2回 1時間程度 | 月14,000円(2科目で) |
費用は月々、浜学園の方が8,000円ほど高いのですが、塾の講師がしっかり授業をしてくれることなどから浜学園を選択しました。
ちなみに、小学校2年生や3年生は、私の長男は「土曜マスターコース」といって、週1回土曜日の午前中のみのコースを選択していました。
さて、通算でいくら払ったでしょうか?
全てを記録しているわけではなく覚えていませんでした。
Webで支払い履歴を確認可能
浜学園のWeb(マイページ)のすごく良い点は、今まで支払った金額が全て下記のスクショのように閲覧可能なところです。
上記のスクショのように通常授業料(復習テスト込み)は23,000円でした。
2年生は、月々平均で25,000円前後と入学金など全て合わせて、
¥371,468円 (2年生時トータル)
でした。
2年生は季節の講習会は参加していませんでしたので、標準コースのみの価格となります。
ちなみに、Webサポートなど浜学園のサポートの厚さについてはこちらを参考ください!
小学校3年生
小学校3年生もベースの授業は、週1回土曜日3時間弱の国語と算数でした。
3年生からは夏休みなどの長期休暇は暇を持て余す可能性が高かったので、Webですが季節の講習会にも参加するようになりました。
テキスト代込みで
✅ 春季講習:約14,000円
✅ 夏期講習:約25,000円
✅ 冬季講習:約20,000円
が、標準コースに加えてかかります。
標準コースは、2年生とほぼ変わらない下記のスクショくらいの価格でした。
*オルパスメールは塾の入退室すると親にメールで案内が自動的に行くシステムのことです。
3年生は、全て合わせると
¥373,315円 (3年生時トータル)
でした。
小学校4年生
小学校4年生になると、選択するコースにもよりますが、標準コースですと、
毎週平日3日間で算数、国語、理科の3教科
となります。
一気に受験ぽくなります。
加えて希望者の選択になりますが、
算数の最高レベル特訓
という授業が加わります。
長男は4年生時の最高レベル特訓はWebを選択しました。
4年生時の通常授業とテスト代+最高レベル特訓のWebでおおよそ下記のスクショくらいになります。
これに、3年生時と同じように季節の講習会が加わります。
私の長男は参加していませんが、灘中を目指す子は特別で灘中特訓という特別授業も加わります。
4年生は、全て合わせると、
¥618,297円 (4年生時トータル)
でした。
*コロナ禍で対面授業が休講になった影響があり、通常よりわずかに安くなった時期がありました。
月平均5万円となります。
2、3年生と比べると月ベースで2万円上がったことになります。
小学校5年生
小学校5年生になると、標準コースですと算数が2コマとなり、
毎週3日間で算数(2コマ)、国語、理科の3教科
となります。
加えて4年生と同様に希望者の選択になりますが、
算数の最高レベル特訓
という授業が加わります。
5年生の最高レベル特訓はWebではなく対面授業としました。
ですから、週4回授業で、そのうち1回は2コマ(4時間)となります。
ちなみに1コマはPM7時〜PM9時という感じで2時間あります。
5年生時の通常授業とテスト代、さらに最高レベル特訓でおおよそ下記のスクショくらいになります。
5年生は、通常授業、最高レベル特訓、各種テスト、季節の講習など全て合わせると、
¥851,260円 (5年生時トータル)
でした。
月平均7万円となります。
2、3年生と比べると月ベースで4万円
4年生と比べると月ベースで2万円上がったことになります。
恐ろしいです。
小学校6年生
小学校6年生にもなると、通常授業は5年生と同じで、
毎週3日間で算数(2コマ)、国語、理科の3教科
となります。
最高レベル特訓は算数に加えて、理科の最高レベル特訓を選びました。
算数と理科の最高レベル特訓が週一回(PM3時〜PM9時)までぶっ続け
という授業が加わります。
それらを合算すると標準で下記のスクショくらいになります。
テストや各種講習が目白押しに組み込まれるので、10万円を超える月が出てきます。
6年生は、通常授業、最高レベル特訓、各種テスト、季節の講習など6年生の6月までのトータルは、
480,385円 (6年生の前期トータル)
でした。
月平均10万円となります。
✅ 2、3年生と比べると月ベースで7万円
✅ 4年生と比べると月ベースで5万円
✅ 5年生と比べると月ベースで3万円
上がったことになります。
絶句します。
そして、夏以降は通常授業に加えて「夏期講習」だけでなく、「志望校別特訓」なども加わり、まさにカオスを呈してきます。
小学校6年生夏以降
夏以降は、これでもかというほど課金ラッシュです。
必要あるのかな?
とか
やりすぎてパンクしないかな?
とか思うのですが、
やらないことによるビハインド(遅れ)
のほうが気になったりします。
塾に行かせているという安心感が勝って行かせてしまうのかもしれません。
特に夏休みは、放っておくと家でダラダラしがちです。
そうであれば、多少お金を払ってでも塾で集中してほしいと思ってしまいます。
長男が通っている浜学園は、かなり良心的で、
夏休みや冬休みの9~12時は自習室として教室を解放してくれるのですが、
✅集中しやすい環境
✅監視してくれる講師を配置
✅さらには質問にも答えてくれる
という状況で、
1日1000円(朝9時~12時)
という破格で預かってもらえます。
うちは3兄弟で家にいると集中できないでいるので、非常に助かりました。
ちなみに夏期講習の費用は、
算数国語理科で57,000円(テキスト代5,000円は別途)
とほぼ毎日くらいあるのに、まだ良心的な価格だったと思います。
夏休み期間中といえでも、レギュラーの授業は通常通り開講されます。
ですから、夏休み期間中は、
✅レギュラー授業(夜)42,900円
✅夏期講習(昼~夕)57,000円
✅自習(朝)1000円×25日くらい
に加えて、
✅最高レベル特訓(土曜日:算数理科):23,540円
✅日曜志望校別特訓:14,080円(月2回)
が加わって、
総額は、8月に160,000円(テキスト代、模試代を除く)
が必要になります。
細かくいうと、夏期講習は6月に請求されるので分散効果が働きます。
夏期講習期間中がどのような過酷さだったかは、別記事を参照下しさい。
9月以降
そして、9月以降になると、週6回の塾が始まります。
9月からは、
✅レギュラー授業 週3回
✅最高レベル特訓 毎週土曜日 算数と理科
✅日曜志望校別特訓 隔週日曜 算数、国語と理科
に加えて、
✅志望校過去問特訓 週1回 志望校の過去問をする
が始まります。
週6回塾の生活が始まります。
そんな9月の総額は、
136,310円+諸経費(交通費と食事代)
となりました。
これくらいが冬休みまで続いていくことになります。
もちろん、選択する講座でお値段は変わってきますが、長男はフルコースに近いとおもいますので最大値としてこれくらいというイメージをしていただければよいかと思います。
どんな感じで塾に通っていたのか詳細については、別記事を参考してください。
冬休みから本番まで
冬休みは、レギュラー授業が無くなったりするので夏ほど塾の費用はかさみません。
そうです、「塾の費用」は夏ほどではないですが、受験にともなう試験料が必要になってきます。
私立ですと、20,000円となります。国立ですと3,000円でした。
長男は、前受校、滑り止めなども合わせると7校(国立1校)申し込んだので、それだけで12万3千円となりました。
試験代だけでも馬鹿になりません。
さて、12月の塾費用ですが、
✅直前講習1:冬休み期間中の前半45,000円ほど
✅直前講習2:冬休み後半から本番直前まで52,800円
となります。テキスト代は別途5,000円ほど必要になります。
さらに、模試や志望校別特訓なども別途かかります。
12月~1月の模試などで約20,000円(模試2回うち1回は2日制模試)
でした。
ここまでする必要があるのか?
と疑問に思われるかもしれません。
私たちも最初はやらせすぎかな?と疑心暗鬼でしたが、実際は直前ほど重要になります。
なぜか?
直前講習の問題が本番で「ピタリ」とでることがある
からです。
実際、直前講習でやったことのある問題と似たような問題が、長男の志望校での試験で出てきました。
ぶっちゃけ、レギュラーの授業に力を入れるより、志望校別特訓や直前の問題に力をいれると非常に効率的に得点できると思います。
もちろん、基礎力としてレギュラーの授業は大事ですが、本番直前では志望校別や直前講習に力を注ぐべきです。
そんなこんなで、6年生夏以降にかかった費用の合計は、
678,045円
となりました。
総額をだすと、とんでもない額にはなりますが、さまざまなサポートや講義の質などを考えると妥当かなと思っています。
まとめ
浜学園を例にして、小学校2年生から小学校6年生までの費用を説明しました。
✅ 小学2年生:月3万円 算数と国語の2教科
✅ 小学3年生:月3万円 算数と国語の2教科
✅ 小学4年生:月5万円 算数、国語、理科の3教科と最高レベル特訓算数(WEB)
✅ 小学5年生:月7万円 算数2コマ、国語、理科の3教科と最高レベル特訓算数
✅ 小学6年生:月10万円 算数2コマ、国語、理科の3教科と最高レベル特訓算数および理科
私の長男の例となります。どのようなコースを選択するかで変わってきます。
目指す志望校や選択する科目数で費用は異なってきますことにご注意ください。
費用に関しての具体的な数字ってあんまり見当たらないので記事にしてみましたが、
2年生〜6年生の合計で3,372,770円
でした。
ただ、知り合いなどに聞いてみると、浜学園は数ある中学受験塾の中では、まだ良心的な価格なようです。
決して安くはないとは思いますが、
✅親では教えられないようなことを専門的に教えてくれる
✅歴史や実績に裏打ちされたアドバイスをしてくれる
✅時間単価にすると決して高くはない→時間当たり1300~1500円くらい
と合格と比して高くはないと思ってしまいます。
時間当たり1300~1500円と考えると、ほかの習い事より安いです。
ただ、時間が長くなるので総額にすると大きくなってしまいますね。
こうやって記事にするまで、怖くて合計とか計算はしていなかったのですが実際やってみるとなかなかの額でビビりました。
これには、交通費や食事代などは含まれていません。
本番の入学試験代も含まれていません。
全部合わせると、
約400万円弱
くらいになってそうです。
これだけ費用がかさんでいると、
いくらかかっているとおもっているの!(怒)
と怒りたくなる気持ちになりますが、決してお金の面で怒ってはいけません。
怒りたくなるような場面があったら、以下の記事を読んでこころを落ち着かせてください。
正直なところ、親がどれくらい教育に熱を入れるか、親の塾の費用を捻出できるかに子供の進路が影響されるのは間違っていると思います。
私自身が、公立中学校、公立高校、国立大学というコースでかなり苦労したので余計にそう思います。
できれば、横並びの義務教育ではなく、生徒個人の能力に合わせた授業形態をとれば、わざわざ私立中学に行かさなくてもよくなるのですが、日本は横並び、出る杭は打つという慣習が強いので、特に公立校が弱い地域ではしんどいですね。
この横並びの授業では勉強が苦手な子にとっても、ついていくのが大変になるのでまるでいいところがないように思います。
日本の今後の未来のためにも、各個人の能力を伸ばしてあげるような形態を公立校でも採用してほしいです。
最後は愚痴で終わりましたが、この費用があと2人分も必要となると思おうと…
がんばって稼いで投資をしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも参考になれば幸いです。
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