今回は、9月となり日曜日にも定期的な講座が開設され週6塾が始まりました。どんな感じで通塾しているか解説したいと思います。
9月となり受験生にとっては、いよいよ受験本番が見えてきました。
長男が通っている浜学園では、志望校別特訓(第1、3週日曜日)と志望校過去問特訓(毎週木曜日)が始まりました。
特別講座であるため選択するかどうかは個人の自由なのですが、過去問を解いていくことは非常に重要なので是非受講しておくことがおすすめされる講座の一つです。
今回は、日曜志望校別特訓に加えて、中学受験生が7月からどのような日程で勉強しいてくのかご紹介します。
改めて整理してまとめてみると、かなりの鬼畜仕様です。
ここまでして中学受験する必要があるのか?という疑問の声があるのは当然でしょう。
しかし、何かを極めようとすると、どこかで全てを犠牲にしながら集中する期間が出てきます。
別にそこまでしなくても生きていけるよ
確かに、今の日本だと「そこまでしなくても生きていける」とは思います。
ただ、何かに集中したことがない人生は、つまらなく、そこから拓ける素晴らしいものにも出会えません。
私自身は、中学受験はしていませんが、高校受験や大学受験でかなり苦労しました。
私の時代はまだ公立中学校や高校の設備も悪く、エアコンは当然ないですし、公立高校の進学校とはいえど、教師の質は良いわけではなかったです。
私立に比べて、不利な点は非常に大きく羨ましいと思う面も多々ありました。
まぁ、公立で得たものも少なくはないですが。
公立にせよ、高校受験や大学受験で成功するには、かなりの努力が必要になります。
小学生の時から、その労力を分散していると考えればすんなり理解できます。
また、優秀な母集団に囲まれると、プラスの刺激が多くなるのは間違い無いです。
優秀な友達が周囲にいると、いろんな刺激を受け、それがモチベーションとなり更なるイノベーションに繋がりますね。
これは私の実体験から言えることですが、
公立中学は、いろんな環境の家庭の子がおり、よく無い誘惑も多々あります。
私の周りでも、喫煙、バイク、喧嘩が日常茶飯事でした。塾に行って勉強しているほうがレアでした。
まぁ、いろんな環境があるという社会勉強にはなりましたね。
その環境下で、粛々と勉強するというのは簡単ではありませんでした。
ただ、私の場合、いわゆる不良とも比較的仲良く過ごしていたから、その環境が苦痛ではありませんでしたが。
高校は、公立高校でしたが進学校に進学できました。
中学とは変わって、優秀な子が大多数を占める環境でしたので、いい刺激をたくさん受けました。
そして、全体的にいい大学に行こう!という雰囲気はありました。
今でも仲が良い友人は高校、大学がほとんどで、中学時代からの付き合いは無くなってしまいました。
やはり、上位層と付き合うと、有益な情報が多いです。
基本的に「騙す」という概念もないですし、お互いに高め合うという気持ちが強くなります。
私立中学からだと6年間も中学受験を突破してきた優秀な友達と切磋琢磨していけるので、その繋がりは強固だと感じます。
必ずしも、中学受験が正解だとはいえませんが、中学受験をさせる動機を上記のような理由です。
気の合う優秀な友達たちと切磋琢磨し、未来を開拓していってほしい
と思っています。
そのためにもできるだけサポートしていきたいと思っています。
そして、
私は常々、子供たちに私自身を踏み台にして、私自身を超えていってほしい(私が偉いわけではないのですが)。
と思っています。
私自身が見れなかった世界を、子供たちが開拓していく様子を想像するだけでワクワクします。
できる限りの援助はしていきたいと思います。
では、前置きが非常にながくなりましたが、小学校6年中学受験生の9月からの過酷日程についてご紹介いたします。
日曜志望校別特訓とは?
関西で圧倒的な合格実績を誇る浜学園が提供する講座です。
7月以降の第1、3日曜日に開講されます。
☑ 灘中合格者数は2022年は96名で、18年連続37回目の日本一を達成。
☑ 甲陽中学合格者は97名で、12年連続日本一達成。
☑ 星光中合格者数は、113名で5年連続日本一達成。
☑ 東大寺中は150名(5年連続日本一達成)、西大和中は234名(13年連続日本一達成)。
☑ 洛南中は147名(14年連続日本一達成)、洛星中は89名。
☑ 男子最難関中(灘、東大寺、洛南、西大和、甲陽、星光、洛星の7校)の合格者数は合計926名(募集人員合計1495名の61.9%)を占める。
浜学園は、全体的に母集団が他の進学塾よりも上位層に偏っています。
偏差値でもわかるように、灘でも偏差値が64でA判定です。
内容
長男が受講する「男子最難関コース」を中心に説明します。
【7・8月期(夏期講習と連動)】と【9〜12月期】の2期に分け、「基礎力の充実と応用力の錬成」と「受験校の傾向と対策」を目的としています。
半年後の入試に向けて難問に対する対応力をつけるために、男子最難関中の入試問題ばかりが載っているテキストで授業を受けます。
最難関中の入試問題ばかりを盛り込んで演習量を膨大に増やしていきます。
浜学園の合格実績の根幹を作っている講座と言っても過言では無いと説明があるほどです。
クラス編成:偏差値が大事
7~8月は、
M灘コース、男子最難関コース、女子最難関コース、男女難関コース
の4つに分かれます。
直近の重要テストにおいて、
✅ M灘コース:偏差値62以上
✅ 男子最難関コース:偏差値56以上
✅ 女子最難関コース:偏差値56以上
✅ 男女難関コース
というふうに偏差値で受講できるコースの縛りがあります。
ただ、M灘コースと男子最難関コースは、算数を1.5倍に比率を高めた算出方法となっています。
ちなみに、浜学園における合格水準の偏差値は以下のようになります。
他の塾とは異なり、母集団が上位層に偏っているので、灘中学でも偏差値64で受験圏内になります。
さらに9月以降は、志望校別に細分化された講座となります。
「灘中」「甲陽中」「洛南中」「西大和中」などと講座が細分化されて、いよいよ受験本番という感じになります。
9月までに最終的な志望校=受験校を決めておきたいですね。
志望校が決めきれないと、最終的な受験校と異なる講座を受けてしまう危険性があります。
次の記事も参考にして「最終的な志望校」を決定しましょう。
長男の直近のテストの偏差値
6月26日に行われた合否判定学力テストが直近の重要テストになります。
国語がいまいちですが、算数と理科はまずまずでした。
偏差値的には、灘以外の難関校の多くはA判定です。
過去の試験からも偏差値的には、算数が良いので「M灘コース」も選べたのですが、
灘はギャンブル的な要素が大きい上に、灘とは別日に受験がある洛南や西大和、東大寺が自宅から距離的に厳しいことから灘の受験は考えておらず、塾とも相談した結果、7~8月の講座は「最難関中学コース」にしました。
国語も偏差値60超えてたら、灘もありなのでしょうが、オールマイティじゃないと灘は厳しいですね。
日曜志望校別特訓の時間割の一例
✏️ 12:25〜14:25 理科
☕️ 14:25〜14:35 休憩
✏️ 14:35〜16:35 国語
☕️ 16:35〜16:45 休憩
✏️ 16:45〜18:45 算数
?18:45~19:10 弁当休憩
✏️ 16:45〜18:45 算数
えぐいですよね。
子供がこの環境をこなしているので、仕事の多少の大変さも頑張れます。
周囲の医者をみても、このような環境を乗り越えてきた人ばかりなので、当直を含めた連続勤務などであまり文句がでないのは、小さい時からのこのような環境が原因じゃ無いのかなとさえ思います(笑)
9月以降の1週間の予定
月曜日:算数2時間(通常授業)
火曜日:塾休み
水曜日:理科2時間(通常授業)
木曜日:志望校別過去問特訓
金曜日:国語2時間、算数2時間(通常授業)
土曜日:算数4時間、理科2時間(最高レベル特訓)
日曜日:第1、3週は日曜志望校別特訓(8時間)、第2、4週は実力テスト
書き出してみると、改めてそのエグさに驚きです。
これに加えて、膨大な宿題をこなさないといけません。
宿題をいつどのようにこなすのかも織り込んでいかないといけないです。
体調や精神状態に留意しながら、サポートしていきたいです。
まとめ
今回は、9月以降の過酷な一週間をご紹介いたしました。
かなり過酷なスケジュールになってきました。
塾がない火曜日も膨大な宿題を効率よくこなしていかなければなりません。
長男を塾に送り出す時に、5年生までは反発していましたが、6年生になるとめっきり反発するシーンはなくなりました。
学校は違う塾友達ともかなり仲良くなっているようで、ある友達が最高レベル特訓を止めると知った時に、わざわざ塾から「僕は辞めたく無い」って電話かけてくるくらいでした。
過酷な中学受験に大きな反発もなく受け入れている長男にキュンとしながら、サポートしていこうと思った日曜の朝でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
何かの参考になれば幸いです。
PS:長男が夏期講習で厳しい時期に遠出ができないため、次男と三男と一緒に、比較的近くの山にいってカブトムシ探しにいっていました。
→雄1匹、雌2匹の大収穫でした
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