SNSを見ると「中学受験の伴走」について色々と書かれていますよね。
もちろん、うまくいっているケースもあれば、うまくいっていないケースもあります。
伴走でも200種類あるようで(笑)
・プリントを整理するだけ
の軽いものから
・計画を立てて密接に寄り添う
ようなガッツリタイプまでさまざまです。
ただ、軽い伴走のつもりでも
「ここはやっておいた方がいいのでは?」
などと口出してしまうことが多いのではないでしょうか?
まぁ僕もそうです。
そして、往々にして
掻き乱しているだけで、アドバイスになっていない
ことも少なくはないと思います。
結果として、
親の言うことを全く聞いてくれない
という悲惨な事態に陥りかねません。
大事なことで内緒にしておきたいけど、中学受験の伴走で大事なことは
だと思います。
「テスト前に「(勘で)これが出そう」
って一緒に勉強してもテストには出なかったり、テキストを繰り返し復習しても(的外れなので)テストでは得点できなかったりすることが続くと、子供から信頼を失い
「親のアドバイスを聞いても得点できない」
と記憶され何を言っても聞く耳を持ってくれず効果がなくなります。
精神的なストレスになるので害にすらなることも考えられます。
そうなる前に、
・親自身がテストを分析して問題の傾向を把握して得点に結びつくように教える
→過去問を遡るとどういう問題が出やすいかわかってくる。
闇雲に「習ったことの復習」をしても得点には結びつきにくい。
・子の計算用紙、問題用紙を見て、どのようなところで間違っているかチェックする
→0と6の書き間違いが多いとか三角形の面積で÷2を忘れがちとか些細なことまで
・問題を解く前に得点できる戦略を立てる
→捨て問題(文章題の最後の問い)は考えなくて良いので、計算問題は2回見直す(見直し方まで丁寧に説明する)。
こういう問題はスマートに解かずとも良いので書き出してでも答えを出そう。
など、まだ親の言うことを聞いてくれる年齢から具体的で実行しやすいアドバイスに限っていくのが良いでしょう。
そうすると、子もどこまでやればOKかラインがわかるので取り組みやすいです。
一旦、親のアドバイスがハマると
「こいつ(親)の言うことは少しは当たるから聞いておこうか」
ってなります。
で、次の試験に向けてステップアップしやすくなるんです。
仕事でも具体的で的確なアドバイスをしない上司は信頼されないし、頼っても仕方ないから聞く価値なしと見做されてしまいます。
そんな上司がアドバイスだけでなく精神論を説いても逆効果なわけで。
それと同じです。
そして精神論は最初じゃないのです。
まだできてもない段階で精神論を説いても得点には結びつかないし、害にしかならないから注意が必要です。
こうやって書くと大変かもしれませんが、子にとっては的確にアドバイスされることで最小限の努力で得点できると感じてもらえるので、「やったらできる」となり結局のところ「近道」になります。
という認識で伴走してみると大変ですが効果は出やすいので試してみてください。
地頭が良い子に対しては、親のアドバイスすら要らないのですが地頭が良くない子にとっては大事なことです。
地頭が良いわけではない三男に対して、得点に結びつくようなアドバイスをするように心がけています。
結果として、今のところは、少しずつ成績が伸びてきています。
もちろん、これが長続きするとは全く思っていませんが、子のモチベーションはアップしていっています。
モチベーションを下げることは簡単ですが、下がってしまったモチベーションを上げるのは難しいので最初が肝心です。
その方法については、過去記事を参考にしてください。
「僕が考える最強の伴走方法」と銘打ってますが、たいしたことなくてすみません笑
少しでも参考にしていただければ幸いです。
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