今回は、長男が通っている鉄緑会の保護者会について書いてみたいと思います。
結論から言うと、
という印象でした。
各種ネットやSNSの情報だと、
⚠️鉄緑会は指定暴力団並みにしんどい塾だ
⚠️ついていけない生徒は置いていく
などと目にすることが多いと思います。
ただ、実際に長男が通っている様子を見たり、今回の保護者会の様子を見ていたりすると決してそうではないと思います。
まだ中1だから優しいだけなのかもしれませんが
では、鉄緑会の中1保護者会と個人面談の様子について説明していきます。
保護者会
中学校1年生で鉄緑会に通っている親が対象になります。
各家庭1名のみが参加できます。
私の家では、妻が参加しました。
会場は、大阪梅田になっています。
会場内は座席指定で、番号が割り当てられ各々自分の番号の席に着きます。
全部で400弱の席がありました。
教育に熱狂的な親が400人も一堂に会していると思うと胸熱になります。
約1時間くらいの説明の後に個別懇談があります。
内容は、鉄緑会をどのように活用していくべきかなどなどです。
特に重要なことを箇条書きにしてみます。
・数学と英語は積み重ねなので、他教科よりも力を入れるべき。
・数学の進度は、中1で中1〜中3まで、中2で高校1年、中3で高校2年、高1で高校3年レベル、高2では東大京大レベルの問題、高3では入試対策、確実に合格レベルに到達するというスピード。
・英語は、簡単な文法は中1で終えてしまう。以降は、最終的に東大英語を合格レベル以上になるカリキュラム。
・親の時代と今の時代を一緒に考えてはいけない。親の時代の入試より今の入試は遥かにレベルが高い。
というような内容でした。
詳細については、
この冊子に丁寧に説明されていました。
これさえ読めば、鉄緑会の方針がよくわかるという重厚な内容でした。
中1の資料なのに、すでに東大、京大、阪大の攻略法について説明がされています。
また、数学や英語を中心にどのように鉄緑会を活用しながら勉強を進めていくと良いかも丁寧に説明されています。
これだけでもまさに『有料級』という内容でした
中学受験よりも大学受験の方が勉強量も多く内容も複雑です。
合格を目指すのであれば、できるだけ効率良く勉強したいと思います。
鉄緑会は、先人たちが歩んできた道を凝縮させて説明してくれているので合格までの道のりが計算しやすいです。
もちろん、自力で苦労をしながら合格まで辿り着くことは可能かと思いますが、同じ苦労をするなら効率化できるところは効率化し、余った余力を別のところに注ぎたいですよね。
また、鉄緑界にある程度ついていければ、学校の勉強も楽になってきます。
当たり前ですが、「ついていければ」という仮定のもとにおいてですが。
長男を見る限り、学校の中間テストや小テスト前にそれに向けての勉強をしている様子は皆無です。
行き帰りの電車で済ますような感じになっています。
鉄緑会では、浜学園と同じように毎授業ごとに復習テストが行われ、基準を満たしていないと理解するまで居残り自習があります(必須ではありませんが)。
結果として、学校の勉強が非常に楽になるということになります。
いただいた冊子には他にも、
・数学の問題の取り組み方:復習ノートの重要性
・英語の問題の取り組み方:繰り返し練習する方法
・中学生における国語、理科、社会の関わり方
・読書の重要性と推奨図書
なども記載がありました。
講師との個別面談
全体での保護者説明会が終了した後、鉄緑会大阪校にて講師による個別面談があります。
特に聞きたいことはあまりなかったのですが、
「夏期講習はAコース(標準)、Bコース(応用)どちらを受けるべきか?」
ということを聞きました。
夏期講習は1週間あり、数学と英語の2教科です。
どちらも標準的な内容のAコースと発展的な内容のBコースがあります。
長男は、数学はまずまずの成績でしたのでBコースにしようと決めていたのですが、英語はまだまだ不安定なのでAコースがいいのではないかと考えていました。
まずは英語の講師との面談です。実際に長男を教えてくれている先生が面談してくれます。
・長男くんは発展のBコースが良い
・標準コースだと長男くんの性格的につまらなくなる
・復習テストが良くないのを復習してからBコースを受けた方が良い
・宿題はやってきているけど詰めが甘い
・重要例文、単語、聞き取りをしっかりするようにしましょう
というアドバイスを受けました。
まさにおっしゃる通り!という内容でした。
鉄緑会の講師ってドライかなぁと思っていましたが、そんなことはなく、長男の性格まで理解されていて的確なアドバイスをいただけました。
それらを長男に伝えると、恥ずかしそうにしながら「わかった」と言って、以前よりもちゃんと英語に取り組むようになっています。
男の子って単純なので親よりも講師からのアドバイスが効果的ですね。
続いて数学の講師の面談です。こちらも長男を担当してもらっている講師の先生です。
・数学に関してはいうことなく、夏期講習は発展コースで問題ない
・問題が解き終わった人は手をあげてくださいと言っても手をあげてくれない。ノートや答案を見ると解き終わっているのに手をあげてくれないんです。
という内容でした。
数学は、5月にあった総復習テスト(1ヶ月に1回ペース)で上位でしたので、「いうことない」と言っていただけたのだと思います。
終わっても手をあげないのは、なんとなく理由がわかります。
恥ずかしいのと、手をあげてしまうとまた別の問題をやらされるんじゃないかと警戒しているんだと思います。
数学の先生も良くみてくれているなという印象でした。
保護者会を通じて感じたこと
SNSやネットでは、鉄緑会のことを厳しすぎるなどのことを中心に書いている内容を目にすることが多いです。
私も当初は、長男がうまくやっていけるかどうか心配ではありました。
ただ、実際に長男の様子や保護者会や面談を通して感じたのは、
ということです。
SNSやネットで否定的な意見が目立つのは、否定的な意見の方が多いのではなく単純に「目立っているだけ」だと思います。
基本的に、何事もうまくいっている人はネットにあれこれ書きません。
うまくいっていない人っていうのは、SNSなどに否定的な意見を書きがちです。
とはいえ、学年が上がるにつれ厳しくなるのは間違いないです。
今後、長男がついていけなくなって、私も否定的な意見を数年後に言っていたらごめんなさい(笑)
また、講師の先生は大学生とは思えないくらいしっかりしていたとのことです(妻談)。
性格まで把握してくれるほど、しっかりと見ていただいて感謝しています。
講師からのアドバイスを長男に伝えるだけで、やる気スイッチが入るのもありがたい限りです(笑)
そんな鉄緑会ですが、西宮校はすでに定員一杯で空き待ちということらしいです。
すごい人気ですね。
中1から入っておいてよかったです。
中1の長男が通っている親の意見の一つとして参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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