はじめに、、、
中学校あるいは高校で学校主催の海外研修に参加されるの検討しているご家庭の参考になると思い記事化しています。
「英語ガチ勢ではないけども海外研修に参加してみたい」
と思っているご家庭がターゲット層です。
初めての英語語学研修
という人向けですが、最後までお読みいただき参考にしていただければ幸いです。
中学での海外研修の一例
長男の中学校は中3夏休みに学校主催の2週間の海外研修があります。
中3の夏休みといえば、公立中学では進学高校を目指すのであれば朝から晩まで勉強していることでしょう。
私自身は公立中学でしたので、高校受験に向けて夏休みは塾でずっと勉強していたことを覚えています。
まぁ中学受験に向けて頑張っている小6ほどではなかったですが、それなりに勉強していたと思います。
ですが、中高一貫校は中3の夏休みは自由です。
部活に全力を注いでもいいし、今回記事にするように海外研修という選択肢もあります。
個人的には、小学生の頃は中学受験に向けて色々と厳しい制約がありますが、中3に高校受験勉強をしなくて良いのはメリットの方が大きいと思います。
もちろん勉強を怠ければ意味がありませんが、勉強をある程度進めている層にとっては邪魔な高校受験をしなくていいのは大きいです。
正直なところ、優秀層にとっては中学の3年間をかけて中学の内容しか勉強しないというのは大学受験では不利でしかありません。
それほど中学の内容は「あまりにも薄い」のにも関わらず「3年」という時間を費やすことが勿体無いです。
さて、長男が通う中学校では、中3の夏休みに2週間の海外研修があります。
年度によって行き先は異なるようですが、
・イギリス
・オーストラリア
・シンガポール
のうちからどれかを学校が決めるようです。
多分、毎年同じところだと引率する教員の先生が飽きるでしょうし、同じところしか行っていないと万が一国際情勢で行けない時に中止となり得ますから、リスク分散という意味で3箇所をランダムで変えるというのは良いことでしょう。
参加資格はあります。
70名参加可能なのですが、
・中2で行われる1学期と2学期の中間、期末テストの合計で希望者の上位50名は参加可能
残り20名は参加希望者で抽選(ただし180位以上に限る)
になります。
なんとか長男は上位50名に入ることが出て参加資格をゲットできました。
時期としては夏休み入ってすぐなので部活を優先すべきか悩ましかったようですが、やはり海外に行けるというメリットが優ったようです。
部活に熱心に参加しているお子さんにとっては悩ましいところかと思います。
2週間に及びますので、その間の塾も休むことになります。
まぁ大学受験はまだ先ですから、ここは気にしないでおきましょう。
おそらく、お盆明けにある鉄緑会の校内模試は期待できないでしょうが仕方ありません。
帰国後、部活に参加するので受講しなかった講義のWeb講義を受ける時間もあるかどうか怪しいですし、学校の宿題もあるので、、、
中3の夏は学習面では全く期待しないことにしています。
研修の企画ですが、学校がメインではなく「AIS」という代理店が主催してくれます。
2週間、ほぼ遊びだろうな
と当初は思っていましたが、プログラムや現地からアップロードされる写真を見るとしっかり勉強するカリキュラムのようです。
メインは、ロンドンの郊外にあるボーディングスクールをメインにして現地の生徒さんたちと一緒に勉強するようです。
付き添いの先生がアップしてくれる写真を見ると、現地の学生さんたちと交流している様子がよくわかります。
日本人だけ集まって語学学習するということはなく、しっかりと「英国の授業」を受けているようです。
(これを記載しているのはまさに研修中で帰国していませんので詳細は分かりませんが)
他に特筆すべきは
・オックスフォード大での大学生とのワークショップ
・ロンドン大学でのQ&Aセッション
があり非常に興味をそそられる内容です。
もちろん観光もありますが、2週間はあっという間に感じる内容だと思います。
費用
さて費用ですが、代理店に支払う費用は
約80万円
です。
これには、
・飛行機代(サーチャージ込み)
・宿泊費
・ボーディングスクールでの食事代(観光地などでは別途必要)
・現地のチューター(大学生)への報酬
などが含まれます。
その他に必要な費用としては、
・パスポート(持っていれば不要)
・イギリスETAの申請費(アメリカのESTAと同じで事前に登録するビザで費用は自分でやれば4000円弱)
・海外旅行保険(2万円弱)
・Wifiルーター(無制限であれば2週間で3〜4万円弱)
・小遣い(5〜8万円くらい)
となります。
他に服や下着、必要な持ち物などを含めると
おおよその目安として100万円
と考えておけばよいかもしれません。

まぁ高いです。
これで英語に目覚めてくれれば…と思えば安いもんです(そんなわけない
必需品について
海外研修に必要なものを列挙していきます。
実際にもたせたものをご紹介します。
かぞくのおさいふ(チャージ式のプリペイドカード)
国内でも海外でもVISA加盟店で使用できるプリペイドカードです。


ICOCAやSUICAと同じで、あらかじめチャージしておいてクレカのように使用することができます。
残高がないと購入できませんので、想定外の使いすぎなどは起こりません。
「かぞくのおさいふ」のHPはこちら


いつでも親のスマホアプリでクレジットカードからチャージして子のカードに送金することができます。
ですから、子が出先で残高不足になった際にも親に連絡すれば遠隔でチャージ可能なんです。
とても便利機能です。


さらに使用すると同時に上記のようにメールが届きます。
これは長男がオックスフォード大学でなにかお土産を買った時にきたメールです。



長男からまったく連絡がないのですが、使用したこのメールが来るとちゃんと生きてることが確認できます笑
子はスマホアプリ、たとえばApple payとしてスマホで決済することも可能ですし、カードでタッチ決済も可能です。
とても便利なツールですから、海外に行く際はマストアイテムと言えるでしょう。
逆にもっていないと危険です。
ちなみに未成年はクレカを作れないので、こちらのようなカードしか選択肢がないのも実情です。
イギリスETAの申請
アメリカであればESTAと同じようなもので「電子渡航認証」と呼ばれるものです。
イギリスのETA(Electronic Travel Authorisation)は、2025年1月8日から、日本を含むビザ免除国の渡航者がイギリスに入国する際に必要となる電子渡航認証です。観光や出張などで6ヶ月以内の滞在を希望する短期旅行者が対象で、オンラインで申請し、承認を受けることで、入国審査がスムーズになります。
「入国審査がスムーズになる」とありますが、これを事前に申請しておかないと出国が難しい、超面倒になると考えておきましょう。
研修先がイギリスで、代理店がある場合は代理で申請してくれるサービスもあります。
長男の代理店も代理申請サービスがありましたが、自分でやっても全然手間ではないので手数料を考えると自分でやることをお勧めします。
iphoneでもandroidでもスマホから申請可能です。
App Storeにある「UK ETA」というアプリをインストールして指示通りに進めていけば10分以内で申請できます。


申請して承認されると登録したメールアドレスに「完了」という案内メールが届きます。


こんな感じのメールが届きます。
これで完了ですが、念の為、紙でも印刷しておいて出国の際に持参しましょう。
(基本的には、電子で登録されるので紙は不要ですが念の為です)
ETA登録の注意点
一つ注意点は、ETAをアプリで登録を進めていく際に
・犯罪歴はありますか?
という質問があります。
絶対に「YES」にしてはいけません。
「YES」にしてしまうと入国できませんし、取り消しをするのに時間がかなりかかるそうです。
それでいけなくなったお子さんもいるとか、、、
ETA騙しサイトに注意!
もう一つの注意点は、ETAを申請する時に
「罠サイトから申し込みをしてはいけない」
ということです。



これは私もアメリカのESTA申請の際に引っかかったのでちゅういが必要です。
Googleなどの検索エンジンで
「UK ETA」
と検索すると上位にあたかも公式ETAサイトのようなページが上位に検索されます。


こんな感じです。
これには要注意です。
「スポンサー」と左上に記載されているサイトは公式ではありません。
Googleにお金を払って上位検索されるように仕組まれた「代行サイト」です。
つまり、あたかも公式を装って見分けもつきにくいので、初心者は間違ってこちらから申し込みをしてしまうように誘導されているのです。
こちらに入力すると、高い手数料が要求されますが実際にETAは発行されるので気づかずに終わる人もいるでしょう。
つまり、
ETA代行サイトを経由して公式ETAに申請する
という仕組みです。
2025年8月現在、ETAは一人当たり16ポンドで3,000円ちょっとですが、これらの代行サイトを経由すると何倍もの手数料を請求されてしまいます。



非常に巧妙なサイトが多いので注意が必要です。
私は以前、アメリカのESTA(イギリスのETAと同様のもの)を申請する際にこの代行サイトに引っかかってしまいました。
何回かやったことがあるので余裕!
と過信していたのがダメでした。
自分は大丈夫、騙されない
と思っていると足元を掬われます。
私の場合、代行サイト経由で申請をしてしまいましたので5倍くらい費用が嵩みました。
ただ、その代行サイトに以下のようにメールを送り無事返金されました!


これを送ったら以下のように返事がきて返金されました。


しかし、こういったやり取りは面倒ですので、騙しサイトがあることを頭に入れておきましょう!



万が一、騙しサイトで申請してしまった場合、そのETAやESTAは有効であることが多いと思います。確認はしときましょう。
また、諦めずに返金を求めましょう!
海外旅行保険
これは必ず加入しておきましょう!
このブログでおすすめする保険はありませんが、学校が推奨するものでよいと思います。
加入したら、書類を印刷して必ず携帯させるようにしましょう。
Wifiルーター
海外ではWifiルーターは国内で契約して携帯させるのが良いでしょう。
楽天モバイルであれば2Gまで使用できたりしますし、他のキャリアでもサービスはあるでしょうが多額請求などの事案が発生しかねないのでWifiルーターを申し込んでおく方が無難かと考えます。
私は昔から
GLOBAL wifiで申し込んでいます。


今なら割引もあるようなので、上記バーナーをクリックしてご覧ください。
ちなみに、
イギリス2週間、4G無制限、トランジットの空港でも使用可能、最低限の補償パック
をつけて38,000円ちょっとでした。
高いですが仕方ありません…
ちょっとした食べ物
海外に行く時に必ず買って持っていくものがあります。
それは
です。


こんな感じで、お湯をかけるといつでもどこでも日本の味が楽しめます。
お湯はどこでもありますので、小腹を空いたらいつでも食べられます。
しかも軽いのでスーツケースの重さにも大きな影響を与えません。
カップヌードルよりも健康には良さそうですし(個人的な感想です)
他に持っていくとすれば
日本固有のお菓子
でしょうか。
現地の生徒たちと交流する場面が多いので、その際のネタとしても、打ち解けるキッカケとしても日本固有のお菓子(できれば海外でもウケそうなもの)を持っていくと良いと思います。
また、スーツケースに隙間があって、重量が許容を超えていなければ、
ペットボトルの麦茶とかポカリ
などを詰めといてもいいかもしれません。
宿舎についてから何か飲みたいなと思っても、田舎なので買いに行けなかったりするのでスーツケースに入れておくと重宝されます。
AirTag
位置情報がわかるAirTagは持たせた方がよいでしょう。




親が子の場所を知るために持たせておくと
「あぁ今はロンドンの大英博物館そばにいるんだな」
とかわかるので面白いです。






こんな感じで大体リアルタイムで場所がわかります。
他人なども含めて近くのiPhoneを利用して位置情報を飛ばしているようです。
また、本人のiPhoneとも連携させたAirTagをパスポートの入ったカバンなどにつけて持たせて、万が一、紛失した時に探しやすくする意味もあります。



AirTagは日本に帰ってからも役立ちますので買って損はないと思います。
ヨギボー ネックピロー
最後にヨギボーのネックピローをお勧めします。


これです。
飛行機でよく「ネックピロー」をしている人を見かけますよね。
だいたいは空気を入れるタイプだと思うのですが、正直いって寝心地は悪いです。
ところが、ヨギボーのネックピローは空気ではないので、空気では実現しづらい、さまざまな姿勢に対応可能で除圧効果に優れています。
めちゃくちゃおすすめで、飛行機以外の環境、例えば車などでも重宝されます。
持ち物まとめ
上に挙げたもの以外に学校や代理店から詳細な案内はあると思います。
その一つは「常備薬」でしょう。
環境が変わりますので、発熱したり感冒症状がでたりしますので、カロナールなど解熱薬は必要でしょう。
私は、カロナールに加えて、アレルギー性結膜炎のための目薬、鼻炎のための抗ヒスタミン薬、酔い止め、万が一の時のための抗菌薬(オーグメンチン)などを持たせました。
長男の学校の研修では看護師さんも同行してくれるのでここまで必要ではないかもしれませんが、用心のため持たせるようにしました。
つぎに「服装」です。
イギリスは8月といえど涼しいです。
日中でも20度前後のときもあるようで、脱ぎ着しやすいパーカーが必須です。
学校の先生からアップされる写真をみると現地のお子さんもパーカーなど長袖を着ていました。
もちろん、海外の飛行機内では寒すぎることがあるので、機内にもパーカーを持たせましょう。
とくに機内はガンガンに冷房がかかっていることもあるのでスウェットなどの長ズボンも必要でしょう。
他にもいろいろとあると思います。
勉強道具とか塾の宿題などなど。
まぁ、勉強系は期待しないでおきましょう。
せっかくだから楽しんでもらう方が良いと思います。
とはいえ、万が一、みんなが宿題とかやっている時間があったら暇だとおもうので少しは持たせていますが(笑
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