12月22日、通常授業であるマスターの算数を最後に、全ての通常コース授業が終了しました。
小3の2月(小4のスタート)から初めて、およそ3年間でした。
特別な事情がない限り、行き渋ることも一切なく楽しそうに通うことができました。
親としては、ありがたい限りです。
宿題もやらない時は全くなく、全て完遂しました。
6マスターの他に、
・最高レベル特訓算数は小4から3年間
・最高レベル特訓理科は小6から1年間
・最高レベル特訓国語はWebで小5から(こちらは小6の秋でやめました)
・灘合格特訓は小5から1年間
・日曜志望校別特訓は小6の第1、3週を1年間
という感じです。
最高レベル特訓国語はWebということ、他で時間が取れなかったことなどでなかなかこなせませんでしたが、それ以外は宿題含めて全て完遂していたと思います。
親から「早くしろ」など追い立てることもなく自分で計画を立てながら宿題に取り組みこなしていってくれたのもありがたかったです。
まぁ課題が多すぎて計画を立てるというよりも、
「とりあえずやることが多いのでそれをこなしていくしかない」
ので結果的に自主的にやらざるを得ない環境だったとも言えます。
それを淡々とこなしていってくれるのは助かります。
小4や小5の時は上記の講座に加えて、少し時間があったので、
プラスワンやステップアップ演習
など、東京出版から発刊される「中学への算数」の問題集で各分野を補強していきました。

どうやって進めたか?
塾優先で、塾で習った範囲を固める意味で同じ分野を問題集で補強するといった感じで進めました。
例えば「速さ」であれば、速さの部分をピックアップして1日1問くらいを解いていたと思います。

こんな感じで日付を書いて、解ければ「○」間違ったら「✖️」と書いていました。
そこまでガチってはいなかったので、問題集の全ては解き切っていません。
必要に応じて、苦手だったりマスターだけではカバーできてない問題をピックアップして解いてもらう感じで進めました。
6年にもなるとそういった時間は全くなくなるので、4〜5年で進めておくべきでしょう。
長男の時にはやっていませんでした。
やっていれば状況は少し変わったかもしれませんが、嫌がった可能性も高いので子の特性に依存するでしょう。
無理強いしても嫌いになっては逆効果です。
上を目指したいという本人の意思が一番の原動力になります。
マスターが終わったからといって、特に大きな感慨みたいなものは親子共々ないのですが、
「マスターの意義」
みたいなものを考える時はあります。
小5まではペースメーカ的な役割で必要でしたし、新しいことが多いので必須だとは思います。
ただ小6の後半にもなってくると、果たしてマスターを受ける意義があったのか?というのは少し疑問に思うこともあります。
もちろん、どの層に所属するか?で重要度は変わってきます。
中層以下であれば、マスターは受けておいたほうが良いと思います。
勉強のペースメーカ的な役割としても、繰り返しの反復的な意味でも重要だと思います。
翻って、上位層ではどうか?
正直なところ、算数と理科は知っている問題、解ける問題が多いので繰り返す時間がもったいないと感じることはありました。
特に、日曜志望校別特訓や最高レベル特訓を履修している場合は、必ずしもマスターは必要ないと考えるご家庭も少なくないとは考えます。
超上位層では、マスターを履修していないお子さんもいたと思います。
ただ、マスターの空いた時間を有意義に過ごせる自信と実行力が必要です。
ここがネックだと思います。
親がマスターの空いた時間に塾と同じような環境を提供できるか?
ですね。
大部分が難しいでしょう。
ゲームやYoutubeで時間が溶けるのならば、マスターにいった方が良いでしょう。
また、通常はライバル達が受けているマスター授業を自分が受けないでいるという精神的なプレッシャーも考えないといけないです。
一般的には、「自分だけが違うことはしたくない」という心理が働きます。
ということで、結局はマスターを最後まで履修するということになると思います。
うちもそうでした。
マスターを最後までやり切ったという自信や友達との連帯感(必要かどうかわかりませんが)も培ってくれるでしょうし、マスターの最後は「復習」がメインになりますので、自分だけでは気付きにくい、うっかり忘れていたりする「思わぬ落とし穴」を回避するにも役立つと思います。
自分達で計画を立てるとどうしても「好きな分野」に偏る傾向は否めません。
中学受験はみんなが解ける問題を落とさないことが大事なので、みんなが履修するマスターの類似問題は落とせない。
だから、マスターは大事とも言えます。
長男もそうでしたが、次男もマスターを途中で辞めたいとか意味がないとか感じることがなかったようなので、最後まで履修することになりました。
学習効率を考えるとマストではないにしても、塾の友達に恵まれていたため最後まで履修して良かったとは思います。
楽しそうに通えたということだけでマスターの意義はあったと思います。
もちろん、講師の先生の授業も楽しいことが多かったので継続できたのでしょう。
第2の学校的な存在でした。
次に「最高レベル特訓」です。
長男も最高レベル特訓は算数と理科を対面授業で受けていたのですが、次男の時はテキストが変更になり復習テストなど長男の時から様変わりしました。
12月には問題の難易度が高くなるので、灘以外を目指すのであれば10月または11月までに辞めてもいいとさえ言われます。
逆に12月最後まで履修するのは灘クラスを目指す子ということになります。
6年の開始時点で、総数で
最高レベル特訓算数は370人、理科は230人
いたのですが、
6年の12月時点では、
算数は150人、理科は100人弱
となっていました。
人数から推測すると、おそらくほとんどが灘志望でしょう。
他はここまで必要ないと講師にも言われます。
最高レベル特訓についていけるかどうかが難関校を受験できるかどうかに関わってくると思います。
特に小5にもなると、算数では最高レベル特訓を履修していないと解けない問題が公開学力テストや志望校判定テストに出てきます。
マスターだけだとなかなか高得点は取れない仕組みになっています。
また、最高レベル特訓を履修しているとマスターの予習という形になります。
5年後半にギュッと詰め込む形を回避できるので、そういう意味でも最高レベル特訓でマスター前に触れておくことは大事になってきます。
ただ、最高レベル特訓の基準が小5は偏差値58以上、小6は偏差値60以上と高いのでこの基準を満たすのは大変です。
履修できない→公開で得点できない→再度基準を満たせない→履修できない→…。
となりかねないので、三男のようなギリギリ資格ラインの子は如何に受講資格を落とさないかが重要です。
それが簡単ではないので辛いところです。
次男の教室は最高レベル特訓が算数も理科も1クラスしかなかったのでクラス分けの大変さはなかったのですが、毎授業課される復習テストや実践テストは難しい時があり一喜一憂しながら通っていました。
最後は、算数は20人、理科は10人まで減りましたが、こちらも体力的にしんどいながらも不平不満をいうことなく通えました。
総じて、楽しかったのだと思います。
マスターにも言えることですが、最高レベル特訓を最後まで通えるというのが灘などの最難関を目指す一つの基準になるのかもしれません。
ということで、取り留めもなく、最後のマスターと最高レベル特訓に関することを書き連ねてみました。
やはり
「嫌がらずに楽しく通えるかどうか」
というのは中学受験、特に難関を目指す上で大事なことだと思います。
どうやったら楽しく通えるのか?については答えが出ています。
「高得点をとる」
しかありません。
成績が悪いのに楽しいはあり得ません。
ですから、如何に得点できるように持っていけるか、が非常に大事なポイントですし、そこに親がうまく作戦を立てられるかが鍵になります。
放置ではたどり着けませんし、かといって、無理強いすると嫌いが加速します。
舵取りは難しいです。
そもそもの素質なのかもしれませんし。
今後は三男にシフトしていきますが、どこまでついてけるのか、楽しく通うことができるのか、、、
考えると眩暈がします。



コメント